病室で君は言った
「1年後、また会おう」
その時の小指の温かさは、今でも忘れないよ
君に手作りのお守りを渡した
その中身、今日開けてくれたかな...
私は公園を歩きながら思った
「蒼空くん...」
「あ、由紀〜」
え、この声...
「お待たせ由紀、行こっか」
「ま、待ってっ!」
その男の子は...
ー約束だよー
ーうん!ー
「...誰、お前」
...え
「知らない人に声掛けられんの好きじゃない。やめな。そういうの」
「蒼空...くん」
「...は?」
「ねぇ、誰?あの人」
「...知らない。行こう」
蒼空......くん
「......ね、(え)なん(で)」
8/2/2024, 1:48:27 PM