12/24/2022, 11:36:28 AM
ときどきお前が
おぞましいものでも見るかのような目で
私を見ているのを知っている
たとえそれが、イブの夜でも
《イブの夜》
12/22/2022, 9:51:19 PM
腕を焼く煙草の熱が
寂しさの象徴たる痛みだと思えた私は終わりである。
12/21/2022, 1:39:21 PM
大空はいつまで街を覆っている
まるで母親の胸のようで
あんまり無気力になってしまう
あんまり無気力になってしまう
大空はいつまで街を覆っている
まるで海原の腹のようで
あんまり不安になってしまうのだ
あんまり不安になってしまうのだ…
大空はいつまで街を覆っている
胡麻も蜻蛉もひとであろうとも
つまりは無に帰す塵に等しいのだ
《大空》
12/20/2022, 11:42:59 AM
人工物を見て美しいだとか、
そんな甘えたなこと言わないで
12/20/2022, 3:35:36 AM
母親は寂しさだ
教科書にすら書いてない歯痒さと、
この身を死に至らしめるほどの焦燥を以って
瞋恚の理想郷は完成す
この世に放られた意思の全ては寂しさだ、寂しさだ
それはけたたましいサイレンが数式の邪魔をするが如く、
簡単な嘘に騙されて洒脱されてしまうが、
温いままの羊水に
いつまでも浸かり続けるわけにもいかず………
母親は寂しさだ
それは決して手を繋いではくれないが、
いつだって私たちを抱き締めている
そして確かな一夜の物語として、
寂しさが私を産みすらしたのだ!
《寂しさ》