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9/20/2022, 8:34:46 AM

倦怠を孕んだ夜風が沈む、
この街もぬるい終わりへの秒針なのだ

9/18/2022, 10:15:19 AM

誇る輪郭をあなたに覚えた
問わねば在らぬ人間なのに

ゆかりもない地の夜景に吐息をするよう、
日々帰る頽廃しきった6畳間に睡るよう

地に伏し融けていく有り様を
比喩のように反芻している

たしかに母親だっていたのだ
たしかに抱き上げられもしたのだ


(―――頭痛が知らせる生ならば…、)


憐憫よ
どうかモラトリアムエイプにさらなる猶予を!

9/17/2022, 10:36:45 AM

僕に形が亡くなれば
あの夜の談は嘘になろう

此れをかたちに残すなら
それは廉価に成り下がろう

執念さえも脱いだなら
可惜夜なんて退屈だろう

腹も減ってはいない故
此処で待つしか無いのだろう

あぁあ、非道なノスタルヂアめ
あんまり過去を吸い込んで

いずれ消え逝く咄をしよう
いずれ消え逝く咄をしよう

焦がれているのさ 暴れているのさ
息絶えても尚謳っているのさ

9/16/2022, 11:28:47 AM

あんまりあなたが恋しいもので
ひとの顔したそらいろを見た

どれだけ舌を震わせど
あなたは迎えになんて来ない

迎えになんてこないくせに、
そんな顔して泣いているのね

<空が泣く>