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9/22/2022, 3:25:23 PM

「声がきこえる」

 声がきこえない。
 君からの電話がなくなった。

 あの出来事があってから、君は変わった。
 私も少し、色々と考えた。
 

 私はあれから、世界を見る視点が変わった。
 世界が優しく見えるようになったのだ。
 そして、私の気持ちはメロディになり、詩になる。

 君が教えてくれた、音楽。

 ✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✢✣✣


 LINEの返事もあまりなくなった。

 でも、声が聞きたい。

 少し仕事が忙しいという。

 君は仕事が終わったら連絡するからという。

 信じて待ってみる。
 だけど、寂しい。
 やっぱり、会いたい。
 声だけでもききたい。

 声だけで、落ち着く。
 
 その声を聞くだけで私の心はすっと、落ち着く。



 
 既読だけ残るLINE。

 無言の声がきこえる。
 
 

 無言じゃなくて、本当はあなたの声がききたい。

 
 
                 9.22


9/20/2022, 1:56:21 PM

「大事にしたい」

 彼と歩調を合わせてきたこの4年間の写真たち。

 彼の表情。
 彼との会話。

 どれも大切な記憶。

 いくつもの季節が巡り、重ね合わせ、その間にいろんなことがあった。
 
 泣きたくなるような悲しい現実、仕事のシビアな現状、
 崩れてしまった現実。
 
 助けられ、そして、助け、待ってくれたり、待ったり…

歩調を、お互いに確かめ合いながら、ふたりで、歩いていく。

 季節が巡るごとに、お互いの距離も近くなったり、でも、時に、分からなくなったり…

 それでも、確実に言えることはお互いを知っていったこと。

 好きな音楽、食べ物、番組、読む本、好きな写真、服のスタイル、過ごし方、アーティスト、美術、信念…

 
 二人で公園を歩く。

 二人にしか分からない間があり、言葉を交わして、幸せなひと時を過ごす…。

 大事にしたいこと。

 
 これからも、歩調を揃えながら、一緒に歩きたい。

 I promise you walking together thought my life
when you are sad,sick,smile,shock and happy.



9.20
 

 

9/19/2022, 3:32:08 PM

「時間よ止まれ」

 彼の腕の中に包まれている時、私はこんなに、女の子だったっけと思う。

 筋肉のある、逞しい身体に、温かい腕の中に包まれている時、守られている気がして、私は女の人だったんだって思ってしまう。

 中学生の時、私は割と成績が良かったし、男子より強かった。なので、「守りたい」と言っている男子たちの言葉に、頭が?のクエッションマークだった。

 時が過ぎて、私も、社会人になってしまった。

 優等生だった、私も高校、大学、社会人になって、上をみれば、見るほど切りがなく、そして、挫折もたくさんしてきた。

 10代は、差し置いて、20代から、ほぼほぼ恋愛してきてなかった私の33歳にしてできた彼とのお付き合いは、もう大分、大人の恋愛だったし、学ぶことの多い、そして、二人で育んできたような、恋愛だった。「守られる」感じがしたのも、彼と付き合って初めての感じだった。


 あんまり、意識はしたことがないのだか、私たちは、6歳差。だから、彼にリードされて、私がついていく喜び。
 三歩下がって、ついていくって、今どき流行らないかも知れないと思うのだけど、彼の職業的にも、なにか、心のなかでは、私は彼を尊重して、尊敬しているので、そんな心づもりでついていく。ランチや、ディナーも、センスがよくて、それでいて、肩ひじはらない、居心地良さそうな、お店を選んでくれるので、初めての「守られて」いる、そんな気持ちになる。


 彼との愛する時間のあと、いつも、たくましい腕の中で包み込まれて、私はとても、“守られてる”女性になってしまう。

包み込まれている。


 世間の中では、強くないと、生きていけない。

 でも、彼との話しと言葉と腕の中だけは、私は無防備で、非力な女の子で、守られるのが、嬉しい、少女になってしまう。

 温かい腕の中で、包み込まれているとき、「このまま時間が止まればいい」と、思ってしまう。これまでに、感じたことのない、幸福感に包み込まれてしまう。
 そして、腕の中でキスしたり、たわいのない会話をしたり、じゃれあったり、手を重ね合わせたり…それは、幸せ極まりない。
 
 そして、私達二人の趣味は音楽鑑賞。

 二人で一緒に聴いて、彼が、いい曲だったといって、私も素敵な曲だった、と、共有できるのも嬉しい。いい曲だったね。そして、ふたりは、静かに手を繋いで、散歩する。二人の間にある旋律を、演奏するかのように、歩く。同じ速度で、同じ温かさを、共有するかのように。

 
 そして、彼にみつめられ、私も彼にみつめられるとき、私は願う――――「時間よ止まれ」


 彼の腕の中だけお姫さまのような、少女になる。
 そして、とっても、ありのままの私で甘えられる。癒やされる。

 だから今のままで十分王子さまなので、たくましい王子さまでありつづけてほしいな。

 私も彼に守られて、力をつけて、社会で、がんばるよ。

 私をこれからも、守ってくれたら、嬉しい。
 私もあなたを守れるように。



 いつもありがとう。


                2022.9.20