光輝け、暗闇で 5.15
私が見た世界は暗闇ばかり。
まるで色のない世界。
それでも目指したい物があった。
できた。
必死になって、
苦しくて、
泣きたくて、
地獄のようで、
静かな空間をさまよい続けた。
やっと見えた自分の光。
きっと恐ることはないから。
今
光輝け、暗闇で。
新しい地図 4.7
また新しい人と出会った。
なんだかよくわかんない子で、イマイチ距離感が分からない。
その人の人間関係把握して、上手いことトラブらないように
調節する
まるで自分で地図を作ってるみたい。
大丈夫、きっと上手くできるよ
自分にそう、言い聞かせて
ほんと何したいんだろ
好きだよ 4.6
友達が好きって、変かな?
気になって周りに聞いてみた。
「うーん、ちょっと変かも」
「あんま無いね」
「友達が恋愛対象?」
やっぱ変みたい。
でも好きなのはほんと。
絶対に嘘じゃない。
でもこの想いは伝えられないまま。
きっとさよなら。
言って嫌われるよりも、友達だとしても一緒に居れるほうが良い。
だから、だから、この想いは言わないまま、心の中で、
好きだよ
桜 4.5
そろそろ出逢いの季節。
もといた人達とおさらばして、また新しい人達と対面する。
その頃には桜が舞って、枯葉が舞ってる。
やっぱ前が戀。
ずっと、何処か譫言で、なんにもやる気出なくって。
その癖、空は青くって、桜の色も鮮やか。
私だけが燻んでるみたい。
世間一般では花見とかするのかな。
別に興味無いけど
今日も周りが騒がしくって
嫌になる
あの子はいつも輝いていて
まるで太陽みたいだった。
空を見たら、また逢えるって、
そう思えて。
空に手を伸ばす。
今日も私独り。
空に向かって 4.2
"あなたは私にとってのヒーロー''
勉強もできて運動もできて、相談にも乗ってくれる。
まさに「ヒーロー」
そんな優しいあなた、私にとって当たり前になってた。
いつも笑顔でいる、明るい「ヒーロー」
でもあなたは居なくなった。
誰にも言わないで
突然、どうしたの
頭が追いつかないよ。
数週間後、あなたは動かないままで発見された。
「ヒーロー」の顔じゃ無かった。
疲れきって、真顔のまま。
今のあなたを受け入られなくて、受け入れたくなくて
もういくつ経っただろう?
今でも記憶の中には、あなたの笑顔。
空を見たとき、こちらを見て笑ってる気がして、空に向かって
あなたな微笑んだ。