2/6/2024, 10:10:57 AM
『時計の針』
カチカチと時計の針が時を刻む。
静かな空間で少しずつ、でも確実に時は経つ。
ずっと、ずうっと同じ場所で、同じ人と、温かい時を過ごしていたいなぁ。
それは叶わないけど。ついつい、そう願ってしまう。
2/4/2024, 1:17:07 AM
『1000年先も』
親愛なるあなたへ
この手紙をあなたが読み終える頃、私はこの世にいないでしょう。
さて、誕生日おめでとう。私がいなくっても、みんな祝ってくれるでしょう。
泣かないでね、魔族のあなたに恋した私が悪いの。
懐かしいなぁ。あなたと逢った日。偶然魔界に入り込んだ私にも優しく接してくれたよね。
魔族総出で結婚式とかもやったっけ。ドレス似合ってるって言ってくれて嬉しかったよ。
名残惜しいけど、そろそろ逝くね。
1000年先も、あなたが笑っていられますよーに。
1/20/2024, 11:28:55 AM
和歌山の海底には郵便ポストがある。
そこに投函すると本当に相手に届くらしい。
いつか訪れてみたい場所のひとつである。
作者:: ✾菜々詩✾の父