人間未満

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5/13/2025, 10:11:49 AM

記憶の海

この波は
いつか、何かを連れてくる

それは
明日かもしれないし
永遠に無いかもしれない

その果てが
終わりであることを
確信出来たのなら

思い出す
なんて恐怖もないのに

海は優しく
そして、許容してしまう

それは
間違いなく、自分の性だ

ありもしない
悪夢だって言ってくれれば

そうしたら
それはただの夢なのに

現実じゃ
トラウマじゃないのに

5/12/2025, 10:08:21 AM

君だけは
僕を理解してくれる

そんな
妄想めいた確信があった

現実はきっと
そんな事はなくて

互いに理解し合うだけじゃ
どっちも倒れる

そんな危ない
綱渡りのような関係性

でも
それが丁度良かった

虚しくなるほどに
私は君以外を信用してないから

僕はその確信を形に出来ず
正せないから

ただ君だけを
護りたい

そんな我儘を
言ってもいい?

5/9/2025, 10:53:42 AM

夢を描け

簡単そうに見える問いに
簡単だと言える人間を

少しだけ
羨んでいたのかもしれない

白紙の紙を指でなぞれど
正解は浮かばない

常にあるのは
偉い大人が辿る妥協論

選ばなければ
それを辿る、そして、
うだうだと文句を言う

それも
しようがないことではないか

選ぶ道を大人は
教えてくれない

子供はそれに気づくのが
子供だから無理なのだ

教えてほしい
その形だけの言葉の意味を



あなたがこどものころ
辿った運命を

5/8/2025, 12:49:46 PM

それは
必然の様で

至って当たり前の
偶然だった

些細な事でも
人は簡単に死ねる

そんな簡単なことも
忘れる程に充実していた

でも
ふと、面影を感じる

置いていってしまった
終わらない日々の記憶を

届かないのは
あなたの言葉か
私の願いか

それを溶かせないのは
今も自分が自分を呪うから

調子に乗った嘘くらい
明日になるまで吐かせてほしい

5/7/2025, 11:16:13 AM

泣きたいほど
痛かった

寒暖差には弱いくせに
あったかいのを求めてる

陽だまりの下で
幸せに笑うことを願ってる

繰り返し
繰り返し

木の下で
ウロウロと考え込んでいる

ふと差し込む光が
自分に合った物だといいな

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