そらめ

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12/10/2025, 11:08:08 PM

冬になると、思い出すことがある。

小さい頃。
これくらいの季節になると、大抵は足が氷のように冷えていた。
冷たいフローリングをぺたぺたと、おてんばに駆けずり回っていたからだろうか。
単に冷え性だったからだろうか。
そんな状態で布団に入ると、同じ布団で寝ている母に「つっめた!!!」とよく言われたものだ。
けれども氷のような私の足を、母は自分の足をくっつけてあたためてくれた。
当時はあったかいなぁ、程度にしか感じていなかったが、今になったら分かる。

それがどれだけ、あたたかなことか。



ぬくもりの記憶

12/10/2025, 4:22:25 AM

寒い。
昼休み、しんとした別棟の教室で、一人お弁当を食べる。やはり母の作る飯はうまい。
コートを着てはいるが、指や首の隙間から冷気が押し寄せてくる。小刻みに震えが来る。みじめだ。

全部、自分のせいなのだけども。
友達を作ることも、自分を誇ることもできない、半端者の自分のせいなのだけども。

けれど、自分の人生を楽しくするのも、つまらなくするのも、全部自分だから。
変わってみせる。
絶対こんな自分、変えてみせる。
楽しい人生に、してみせる。
そう決心して、私はハンバーグを頬張った。

11/27/2025, 3:21:05 PM

あれやってこれやって、その次こうして、それが終わったらあれをそれして、同時にこれを進めて、あ、あれもやんなきゃ、

「ぶちっ」

なんか切れた音がした。

あ、やばい。これまずいやつ。

私は一度、椅子の背に身体を預けた。

そしておもむろにスマホを取り出して、プログラミングでもされていたかのように、好きな曲をタップする。

ふう、と息が漏れた。

ピアノの音が、ぱらぱらと優しい雨のように降ってくる。

スッと胸に入ってくるような、優しい歌詞。

ただ音に耳を傾ける。

いつのまにか、さっき、ぶちっと切れたやつは、繋がっていた。



「さーて、やるか。」
私は作業に戻った。


[心の深呼吸]


11/24/2025, 6:42:48 AM

努力がここまで報われなかったのは、人生で初めてだった。
あんなにかけた時間はなんだったんだろう。
敗北者のあたしは、なんだか馬鹿みたいじゃないか。
泣きながら、知らない道をただ歩く。
道行く人が不思議そうに、あたしを見る。
こんな日に限って、空があまりにも綺麗なんだよな。





手放した時間

11/18/2025, 11:52:58 AM

記憶のランタン。

なんて素敵な言葉だろう。

思い出が、あたたかく、明るく灯って、
心を照らしてくれている。

だから、前に進めるんだと思う。

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