さらさら

さらさらと水は流る

さらさらと風は木の葉を揺らす

声に出せなかった言葉を

文にしたためて

時の河に流してしまおう

さらさらと

思い出は掬い上げた

手のひらからこぼれて落ちる

サヨナラとナミダもさらさらと

これで最後


バイバイ

強がりのワタシ

ナミダも弱音ものみこんで

生きてきた

背筋伸ばして

ほんの少し背伸びしながら

泣かないように笑われないように

でもそんなもの何の意味もないこと

自分を虐めてどうすんの？って

キミが声かけてくれたあの日から

もういいんだ…って思えた

だからこれで最後

カッコつけるのはこれが最後

明日からは君の隣で

素顔のままで新しい扉開けて

歩いて行こう

君の名前を呼んだ日


弱虫だね　僕は

今更だよって

多分君は笑うだろうね

サヨナラと君が背を向けたあの日

初めて君の名前を呼んだ

好きだと言えなかった

ひきとめることも出来なかった

君の名前を呼んだ日

僕は初めて泣いた

やさしい雨音


誰が泣いてるの

なにがそんなに悲しいの

それとも誰かの為に泣いてるの

レインドロップ

今夜の雨はなぜか優しい

慰めるように歌うように…

甘えてばかりでごめんなさい

それでも今夜は

誰かが歌うララバイのように

雨よ　私を眠らせて

まるで幼子のような今の私にさえ

歌


どんな私でも

歌はいつも寄り添ってくれた

飾り立てられた世界にある時も

心を閉ざした闇の中でも

歌は光のように　雨のように

そっと問いかけるんだ

そしてまた

歩き出す勇気をくれた

わたしのenergy