遥遊

Open App
4/21/2025, 8:53:07 PM

ささやき


薄紫の雲が流れる

足早に動き出す

目覚める生命の聲に

かき消されてゆく

ココロの叫び

誰かが囁く

忘れてはいませんか?

見失っていることはありませんか?

どこかで自分に囁くこえに

耳をすませて朝にとけてく

4/20/2025, 10:52:54 AM

星明かり


目の前に広がる

星月夜

だけど本当はそれだけじゃない

光の中に隠された

未だ見ぬ世界が広がっている

何の疑いもなく

やり過ごして来た世界は

奇跡の繰り返し

ありがとうを添えて

この星明かり

未来(あした)の道標

4/20/2025, 6:13:57 AM

影絵



あなたの顔が見えない

近いようで遠い

遠いようで近い

掴めそうで掴めないあなたに

歯痒い思いだけがつのる

あなたからこんな私は

どう見えてるのかしら

どうか触れさせて

どんなあなたでも

温度をこの手で感じていたいの

4/18/2025, 10:20:46 AM

物語の始まり


時間を切り取り

季節を切り取り

出逢いを切りとる

私の中のストップモーション

全てがそこから始まる

主役は私

そうじゃなければ

素敵なラストシーンは描けない

短編でも長編でも

その始まりは

私の言葉で紡いで行こう

自分が主役の物語の始まり

4/16/2025, 10:24:37 AM

遠くの声


耳をすませてごらん

キミを呼ぶ声が

キミのこころを揺り起こす声が

その言葉は

聞こうとしなければ聞こえない

知ろうとしなければ

わからないまま通り過ぎてく

時の風の中で

耳をすませてごらん

キミにだけ

遥か遠くから呼ぶ声が聞こえる

Next