春風と共に


スカートの裾ひるがえし

あの坂道をかけた季節

泣いても笑っても

全てが煌めいてた

少しだけ大人になった私は

あの日と同じ景色を

見つめてる

新しい季節をまた風は運んで来た

春の陽射しを少しだけ

眩しく思いながらまた歩き出そう

風が示す先を

涙


雨垂れ…ひと雫

窓をつたう

頬をつたう

誰のせいでもない

寂しさをが空を覆っただけ

思い出が哀しかっただけ

ひとつ溢れてはまたひとつ

渇いた心を濡らすよう

今日の涙は優しい涙

窓の外にも優しい雨

小さな幸せ


朝目覚めて空が

晴れ渡ってること

誰かが　おはよう！って

声をかけてくれたこと

呼吸が楽なこと

大好きな人が笑ってること

穏やかでいられること

感動できること

感謝できること

見ているようで見失ってたり

わかったつもりでも忘れてたり

幸せって

小さな幸せはいつも私のそばにある

日々の奇跡に寄り添いながら…

春爛漫


風のベールが

色とりどりの光を運んで来たよ

眩しくて指の隙間から見えた世界は

去年とは違う色をしてた

またひとつ大人になって

咲く花にさえ思い重なる

春の宴　心躍らせ

春の宵　詩に酔いしれ

ひとり華やぐ街の中でも

キミの笑顔と共に歩く嬉しさ

七色


嬉しい時も

悲しみの時も

穏やかな時も

怒りの時も

いつもそっとそばにいてくれる

それでも堪えきれず

涙を流したその後に

その姿を魅せては

微笑みをくれる

キミは七色

僕を包み込む七色の優しさ