遥遊

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3/4/2025, 11:52:10 AM

約束


きっといつか

必ずだね  きっと

春の雪みたいに

淡く儚い 約束だって知りながら

でも でもね

私の心の真ん中に

綺麗な糸が絡んでる

今もずっと

あなたの中の私は

まだどこかで生きていますか

時には思い出してくれたりしますか

守れなかった約束は

罪じゃない

でも心の中にほんの少しでも

その糸があるのなら

いつの世にか手繰り寄せて

約束の場所へ

3/3/2025, 10:10:59 AM

ひらり


冬も名残りの牡丹雪

ひらりひらり

舞い踊る

やがて跡形もなく消えてゆく

ただ優しいだけのあなたのよう

それと知ってて追いかけた

あの日私の恋のよう

3/2/2025, 11:01:38 AM

誰かしら?


ぼんやり見つめる

車窓の流れに

初めての景色

でも懐かしい

そんな自分がいることに

不思議な気持ちになる

誰かによばれたような

何かに引き寄せられたような…

ワタシの中に

私じゃないワタシがいて

ワタシを知ってる誰かが呼んでる

どこから来てどこへ向かうのか

自分でさえわからないまま歩いてく

私を呼ぶ名もない誰か

いつか会いましょう

笑顔であなたが呼ぶ方へ

歩いてゆくから

幸せになるため

光を辿りながら

3/1/2025, 12:16:36 PM

芽吹きのとき


光の色が変わった

風のかほりが変わってきた

少しずつ

春の足音が近づいてくる

ちょっぴり寂しいサヨナラも

まだ見ぬキミとのワクワクも

晴れ渡る空に若い緑が広がるころ

新しい時代がまた動き出す

美しい花を咲かせるために…

そのスタートラインにまた立つ季節が

2/28/2025, 10:40:12 AM

あの日の温もり



眠れ 眠れ

私のこころ

あの人とのサヨナラを

涙の海に鎮めて

眠れ 眠れ

思い出をまとい

あの人の笑顔だけ

記憶の森に飾って

木漏れ日の優しさは

蒼ざめた私の頬を包む

あなたの手の優しさ

いつだって思い出せる

いつまでも私の世界から消えない

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