#眠りにつく前に
今日もまた刻を泳ぎ
抗いながら夜を迎えた
星明かりさえ遮る雲の下
口からついつい出そうになる
弱さや愚かさを
見えない星を数えながら
新しい刻の流れを待つ
目を閉じて全てを鎮めて
目覚めた朝には
この雲が消えて
明の星に出会えますようにと
祈りながら
願いながら
#永遠に
永遠なんて信じない
そう思ってきた
いつかは必ず終わりが来る
それは避けられないことだと
はなから諦めていた
それでも護りたいものが
心の中に芽生えたとき
初めて永遠というものを
信じてみたいと願ったんだ
#理想郷
求める先にあるものが
私の理想と言うのなら
歩き出さなきゃ
留まらずに
諦めずに…
それでも希望が見えずに
不安になったら
立ち止まり周りを見回して
もしかしたら
見落としたものや忘れていたことが
あるのかも
意外とそこにあなたの求める
世界の扉が開いてるのかもしれないから
#懐かしく思うこと
振り返ることなんて忘れるくらい
日々に追われて
言ってしまえば今でさえ
しっかりと受け止めずに
少し先だけを見ながら
走り続けてきた
少しだけ泣けた
自分が壊れて積み重ねて来たものが
崩れて自分の中で
その価値さえ見失った時
遠い記憶の隅から
呼ばれたような気がして
誰なの 何を語りかけてるの?
そんな言葉さえ涙で声にならなかった
なつかしさに揺れた思い
素直に涙溢れた
肩の力が抜けた
涙が自分の弱さを溶かした
そんなキモチが
全てを愛おしいと思わせてくれた
#もう一つの物語
毎日が選択の繰り返し
その一瞬一瞬も選択の繰り返しで
YESかNOか右か左か
ひとつ違えば向かう世界が変わる
いつもBestな選び方が
できたわけじゃない
選ばせてすら貰えなかった時もあった
振り返ればセツナイ後悔もある
ため息に涙溢れる時もある
違うストーリーを生きてたら…なんて
でも今この私のストーリー
明日選ぶこと 自分のためのBest
そうしたらまたもう一つの物語
辿り着けるかもしれない
愚かな自分に
手を振れる明日が待ってるかも知れない