遥遊

Open App
10/15/2024, 10:08:25 AM

#鋭い眼差し


閃光が走る

体を貫き心が震えた

薄っぺらいわたしの戯言を

笑うでもなく責めるでもない

ただわたしを見つめる

その眼差しにどんな言葉より

なぜか傷みよりも

救われた気がした

10/14/2024, 11:24:18 AM

#高く高く

手を伸ばしても

背伸びしても

届かない

追いつけない

夢ばかり語ると笑われても

この宇宙(そら)の下

可能性は無限だから

声をあげて

拳を突き上げ

生命の時間を駆けあがろう

自分の為の時の風に乗り

高く高く悔いの無い夢の在処を探して

10/13/2024, 10:14:26 AM

#子供のように

通り雨

見上げた空

青空を待ちきれず飛び出した

ずぶ濡れさえ気にもならないほど

走って走って

無心に思うがままに戸惑いもせず

キミに会いたい

キミに触れたくて

わたしの中に眠る

無垢な童が目を覚まし

背中をおすの

あなたを早く抱きしめて

子供にかえって甘えたいの

10/12/2024, 10:24:23 AM

#放課後


さよならの声が響く

急足 キミの待つグランドへ

息を切らし

頬を染め走る 奔る

春の木漏れ日の中で見つけた恋

秋の茜空 黄金色に染まる

並木道 長い影がふたつ

どこまで行ける

どこまで続く

もう少し近づきたくて

少し重なる影にまた明日の鐘が鳴る

10/11/2024, 10:32:46 AM

#カーテン

カーテンを開ければ

ヒカリに揺れる波

振り返れば微睡の中のキミ

幸せだけどいつも怯えてた

一瞬の風に消されてしまいそうな

危うさに追い立てられてるように

だから失くすまでに

手放してしまった

まばゆい世界を閉じたカーテンの

向こうに感じながら

生きることに慣れてしまったんだね

またひとりになった

何故かホッとしてる

そんな自分が哀しい

Next