#花畑
種を蒔こう
言葉の種を
美しい言葉を咲かせよう
そしていつか
美しい実をたたえて
キミの世界を癒やし彩る
そしてキミの周りを
豊かにしよう
その美しい花畑は
そこからまたヒトを讃え
キミを育ててゆくのさ
優しい言葉は美しい言葉は
心を豊かにしてくれるのだから
#空が泣く
街の色が変わる
風の色が変わる
空の色が変わる
僕の世界が変わる
知らぬ間に
気づかぬうちに
あんなに熱かった全てが
あんなに煌めいた時間が
なぜだろう
何を見失ったのだろう
ちぎれてゆく雲が
薄く広がってゆく
泣けもしない
追いかけることもできない
僕を憐れむのか…
今にも泣き出しそうな空が
僕を包む
#君からのLINE
わざと既読無視した
いつもいつも
待ってるなんて思うなよ!
都合の良い女になんてならないんだぞ!
なんて呟きながら…
ほんとは待ってた
イライラしながら…
ドキドキしながら…
でも でもね
今度はちょっぴり意地悪させて
思わせぶりなんて嫌いだけれど
繰り返し送られてくるLINE
並ぶ文字より
あなたの声があなたの言葉が
聞きたいのに
月明かりの下光る画面の中で
素直になれない私を笑う
あなたが見える
#命が燃え尽きるまで
サヨナラを言った
返事の貰えないサヨナラを
でも唇から出た言葉は
バカヤロー!だった
置いてけぼりにしたね
いつも一緒だと言ったのに
思い出だけのこして
明日を持って行ったままで…
追いかけて行きたいけど
記憶から消し去りたいけど
ずっと抱きしめて行くんだろう
心からのサヨナラは
アリガトウと言葉にできるその日まで
#夜明け前
深夜のラジオ
流れるミュージック
懐かしいキミの声に
騒がしい時代が蘇る
好きって言えないくらい
キミが好きだった
隣にいるのが当たり前だと
二人とも思ってた
なのに…
ひとつ大人に近づくたびに
今更が…邪魔をしたね
情熱と冷静が入り混じる夜明け前
大人にまだなれなかった僕らは
心の扉をノックできずに
流れる歌だけを宝物に変えた