#命が燃え尽きるまで
サヨナラを言った
返事の貰えないサヨナラを
でも唇から出た言葉は
バカヤロー!だった
置いてけぼりにしたね
いつも一緒だと言ったのに
思い出だけのこして
明日を持って行ったままで…
追いかけて行きたいけど
記憶から消し去りたいけど
ずっと抱きしめて行くんだろう
心からのサヨナラは
アリガトウと言葉にできるその日まで
#夜明け前
深夜のラジオ
流れるミュージック
懐かしいキミの声に
騒がしい時代が蘇る
好きって言えないくらい
キミが好きだった
隣にいるのが当たり前だと
二人とも思ってた
なのに…
ひとつ大人に近づくたびに
今更が…邪魔をしたね
情熱と冷静が入り混じる夜明け前
大人にまだなれなかった僕らは
心の扉をノックできずに
流れる歌だけを宝物に変えた
#本気の恋
寂しさを埋めるだけの恋だった
辛さを忘れるための恋だった
自分を傷つけ自分を消したくて
自分を忘れるための恋をした
だけど…
たった一度
たったひとりのあなたとの恋は
どんなに激しく愛されても
どんなにドラマチックな恋の世界に
誘われても消えやしない
本気の恋してしまった後じゃ
あなたを好きな自分を知ってしまった
今は私
虚しく笑うしかないの
秋の風に吹かれながら
#カレンダー
街を彩り 光の色を変えて
季節は巡り
また私を惑わせる
一年前の傷 消えてはないけど
愛おしく思えるほど
私 少しまたしたたかになった
あんなに泣いて
あんなに季節を拒んで
時間なんて止まったままに思えたのに…
一枚また一枚 めくるたびに
いつのまにか前に進んでた
カレンダーを一枚絵めくれば
赤いマル
キミの誕生日
遠くからまたお祝いするから
届かない思いですら
まだ愛おしく思えて
#喪失感
たくさんの夢を
ポケットに入れて歩いていたはずなのに
いつのまにか
ポケットの中には何もなくて…
心の中に隠しておいた
あなたへの恋情さえ虚しさに
色褪せて涙も枯れて
そんなふうに自分を
哀しみのヒロインに演じて
慰めてた
何も無い 何もない
失くしたものを数えるのに疲れたら
得たものをもう一度
思い出せばいい
ドキドキを思い出してごらんよ
失くしたものもいつかは
宝物にカタチを変える