#好きな色
私が悲しい時
私が嬉しい時
生きることが辛い時
生きることに感謝できた時
私の世界はその時々に
色を変える
一瞬色を失ったとしても
生きろ!と叱咤するように
優しく包みこむように
この地球(ほし)は
この街は生命の色を繰り返し
私に見せつけてくれる
どんな色にも生命を感じる
どんな色にも心安らぐ
#あなたがいたから
憎んでた
恨んでた
存在することの意義なんて
見出せずに生きる日々だった
悲しいね
愚かだね
そんな声を背中に感じながらも
小さくてもいい
穏やかな愛に出逢いたくて
もがいていた
重ねる日々が傷を変えて
消えることのない痛みも
したたかに生きる強さに変わってた
どんな痛みもどんな愛しさも
運命の出逢い
今ここに私がいるのは
あなたがいたから…
一人一人のあなたから受け取ったもの
全てを私の生きる糧に変えること
ありがとうをあなたに
あなたがいたから
明日辛くても
少しは泣かずに前へまた進める
#相合傘
突然の雨
窓を濡らす雫
教室の窓辺で傘の群れを見送る
放課後ひとり
雨が止むまでも少し待とうか
それとも
キミの足音が聞こえてくるまで
相合傘を横目に見ながら
黒板に書く
チョークの傘の下に
キミのイニシャル
#落下
生きてると
上ることばかり
高みを目指すことばかり
求めてしまう
生きていればこそ
背中合わせの危険も有り得るを
人は時に忘れてしまうのだ
でも落ちる恐怖を知らなければ
それを学ばなければ
本当の生きる喜びを感じることも
ないだろう
どんなふうに落ちてゆく?
落ちて行きながら見えたものは?
落ちた後に立ち上がった時
見えた景色は?
心にたくさんの宝物を抱え
熟した実はやがて落ちるもの
怖がらないで
人として感じてみて
#未来
私の未来はいつだって
あなたの笑顔に
続いているものと信じてた
だから二人が
分かれ道に立った時
初めて気がついたの
貴方らしく私らしく
呼吸できなければ
同じ世界を見つけられないんだと…
笑わないあなた笑えない私
哀しいよね
だからこそしばらく
お別れします
時の中を精一杯生きて
やがて近い未来にまだ
巡り会えたならいい
それが叶わなくても
それぞれが幸せならばそれもいい
未来は明るいと信じたいから