#岐路
迷い込んだ戸惑いの森
地図も磁石も無い
月あかりさえ朧に霞む
そんな道の途中
ふとした風の囁き
水の音
僕の世界に語りかける
全てのものに手を伸ばす
小さな奇跡を繰り返し
小さな石を磨き続ける
やがて光を放ち道を示してゆく
何も無い日常 何気ない日常に
いくつもの道標
何を選んでも
その道を背筋伸ばして歩いていけばいい
あの時あの選択が…
そんなものは最後の最後までわからない
誇れる自分を目指すなら
光ある場所はキミを待っているから
#世界の終わりにきみと
永遠の誓いさえ
いつか終わりが突きつけられる
そんな日が来る
フェイドアウトで終わりを迎えるのか
カットアウトで幕が落ちるのか
そんなものはどうでもいい
その最後の一瞬まで
キミと笑い、キミと寄り添い
最期の涙が枯れ果てるまで
語りあえたら世界の終わりの景色も
美しいだろうね
そんな未来を見たいから
二人の大切を積み重ねて行こう
今日という一日を
#最悪
泣けない私 最悪
何を言われても笑えてる私 最悪
心の声をカタチに出来ず
イビツな思いに化粧して
取り繕えてしまう
三文芝居の女優みたいに…
可哀想な女だなんて思われたくない
今更どう変われというの?
最悪を知ったからこそ
夢を追いかけてゆける
そんな生き方しかできないけど
最悪な自分を抱きしめて
最高な明日をまた夢見るんだ
#誰にも言えない秘密
言葉では語り尽くせぬ思い
言葉にしてしまえば
どうしようもなかった心のやり場が
また路頭に迷いそうで…
だから胸の奥にそっとしまい込んだ
あまりにも真っ直ぐに
澱みなく心を傾けた日々
もう二度とあんな自分には戻れない
あんなに自分を誇れる日々は来ないだろう
それほどに大切なことだから…
私だけの中に少しだけ疼く傷とともに
隠しておこう
穏やかな罪悪感と共に
#狭い部屋
膝を抱えていた
うつむいたままで
広すぎる世界の中に
身動きも出来ないほどの部屋を
つくってしまった
自分を愛せず自分を許せないままに
それを世間のせいにして
扉のあることを忘れて
空が広がっていることに
気づこうともしないで
狭い部屋…
誰かが扉を叩いてる
見上げてみて
雲は空を流れ光りは色を変えていた
ほんの少しだけの勇気が
世界を広げたあの日