#これからも、ずっと
忘れないで…
ホントはそう思ってた
忘れるわけないじゃない!
ホントはそう思ってる
だけど口をついて出た言葉は
忘れてね。わたしなんか
忘れるよ あなたのことなんて…
運命に負けたなんて思いたくなくて
自分のいちばん大切なものを捨てた
埋められない空洞
吹き抜けるのは嘘ばかり
熱の無い心抱えて
思い出を食べて生きてゆくのね
これからもずっと
自分にかけた呪いに嘲笑われながら
#沈む夕日
サヨナラが言いたくなくて
ただ黙って
君の背中を追いながら
歩いていた
港を見下ろす坂道には
響き渡る教会の鐘
笑顔で見送ると決めてたのに
友達のままでいようと決めたのに
夕日が憎らしいほど暖かく
私たちを包むから
心の本音(こえ)が漏れてしまいそう
あの夕日にこんな思いは溶かして
沈めてしまおうか
#君の目を見つめると
何を見てるの
何を探してるの
その眼差しはいつも遠く深く
歓びや哀しみを包み込むように
どんなふうに
君にはわたしが映るのか
どんな世界が見えているのかが
知りたくて
きみに尋ねてはみるけれど
言葉少なに微笑むだけ
なぜだろう
今日もまた君の隠す
君の思いを暴きたい衝動に駆られる
#星空の下で
全ての明かりが消え
心が不安で震えてたあの夜
明日が見えなくて
現在(いま)さえ信じられなくなった
そんな夜
見上げた空は
ちっぽけな感傷も疑心暗鬼さえも
包み込むほどの優しさ
言葉も要らない
心が揺れたりしない…そんな世界
ホンモノの世界
マヤカシの世界に生きる僕らは
何に躍らされ振り回されて
生きてたのだろう
何に怯えて生きてきたのだろう
あの日星空の下で
知らずにいることの幸せ
知らずに来たことの愚かしさを
手を繋ぎ涙した僕らは知った
息を潜め
幸せはいつも僕らのそばで
気づきを待ってる
手を伸ばしつかもうとする
幼子の素直な眼差しで
明日を見つめる時の狭間に
#それでいい
あなたが
あなたである限り
わたしは
わたしでいられる
春の色を探しに二人
また歩きだす風の中
どこまで行こう
心のままに…
それでいい
それがいい