#遠くの街へ
私の知らない街
私のことを知る人もいない街
ずっとずっと
憧れてた
私に何も求めたりしない
私が呼吸できる場所
それなのに
心だけが彷徨い旅を続ける
恐れ慄きながら…
遠くの街
顔の無い人々の集う場所
辿り着けるだろうか
巡り合えるだろうか
優しい場所へ
遠い街の片隅で
#現実逃避
逃げたっていいじゃない
選ぶ道は色々あるから
生きてるだけでもいいじゃない
誰かが責めたとしても
それぞれの人生
でもそんなふうに割り切れるまで
時は優しさばかり運んではこない
待ってて…と叫んでも
苦しみは早足で追い立てるから
でも覚えていて
自分を許せるのは自分だけだよ
まあ、いいか!
それだけでもいい
自分の哀しみには少しだけ
鈍感なくらいでいいのだから
#君は今
時が流れた
気が遠くなりそうほどに…
他人(ひと)からすれば
あっという間の歳月だけど
私の中の君は
いつまでも影のように
寄り添っている
日常の中では存在を
忘れることがあるけれど
心が光を求める時には
姿を現す
私の生きざまを慰めるように
いさめるように
君は今
今の私をどうみているんだろう
返って来ない言葉は
風の中にあるのかも知れない
#物憂げな空
四角い空を見上げながら
いつから
こんなにワタシの空は
狭く表情の無いものに
変わってしまったのだろう…と
呟いてる
もっと自由で
もっとおおらかに鮮やかな
心を揺さぶる世界を
ワタシに魅せてくれたはず
何故なの?
なにが違うの?
ワタシのココロが熱を失い
渇き動くことを諦めたあの日から
ワタシの空は姿を変えた
広い世界が恋しいと
足掻くココロが目覚めた時
この四角い囚われの空は
変わり出すだろうか
ワタシの空は取り戻せるだろうか
#小さな命
知ってた?
あなたは生かされてるってこと
望むと望まざるに関わらず
この世界は
見えないものに突き動かされ
生かされてきた
命は儚い
でも命は強く尊い
小さな命は大きな世界へのエナジー
新しい扉を開けるよ
あなたは選ばれた命
あなたが選ぶ道は誰かの生命に
繋がるから
あなたは知ってる?
小さな命を生かしてるのもあなた