5/29/2025, 1:28:22 PM
お正月らしい風景が見たい
そう言うあなたと白鳥が飛来する大きな湖に来た
元日
曇りだったけれど寒くて寒くて でも観光客は沢山いて
100円で買える鳥の餌を持ってできるだけ遠くへ撒いて 一生懸命啄む白鳥やそれより多い鴨たちを笑顔で眺めていた
今年の冬も飛来する鳥たち
わたしたちも また
「渡り鳥」
5/28/2025, 9:52:13 PM
力まず焦らず無理せず自然な時間が流れていく
他人といる事が面倒で自分の枕以外で眠れないわたしが 横にいられても苦痛じゃない存在
ずっとこのまま側で過ごせたら
「さらさら」
5/27/2025, 9:58:16 PM
辛い思いをするのも
独りで泣くのも もうやめる
わたしがわたしらしくいられない相手と
無理をして一緒にいようとするのも
手放すのが怖くてしがみつくのも
もう終わりにすると
あの日に誓った
「これで最後」
5/26/2025, 10:02:42 PM
お互いの呼び方を決めて 初めて呼んで
わたしは会う度何度も呼ぶけれどあなたは滅多に口にしてくれない
不満はないけど 文字だけじゃなく声で聴きたい
「君の名前を呼んだ日」
5/25/2025, 9:53:19 PM
最期の報に家を飛び出し 暗闇の中車を走らせる
淡い夕焼けを見たはずなのに降り始めた小雨に濡れながら 小さくなったあの人がたくさんの線に繋がれた部屋へ急ぐ
途切れ途切れの息と雨音しか聴こえない6時間
「やさしい雨音」