幼い頃目の前で友人が長い階段を落ちたこと

引っ越して友達が出来ず鬱々としていたこと

死ぬほどつらい裏切りにあって絶望したこと

いい事より悪い事ばかり思い出されて
潜るのはつらい
　

「記憶の海」

空気のようではないけれど自然に横にいて
自己主張しないでボーっと見守ってくれて

隣にいて安心して　いつの間にか朝が来る
そんな相手は今までいなかった



「ただ君だけ」

舵を取るのは自分だけれど
明日だろうが10年後だろうが
誰にも行き着く果てはわからない

自分にとってより良い世界に辿り着けるように
漕いで行ければいい


「未来への船」

何もない田舎　
祖母しか知らない山道を必死でついて行く

迷わずどんどん奥へ進む祖母に驚きながら
息を切らせてたどり着くと

片隅に祖父が眠る場所があった


「静かなる森へ」

誰にも強要されたり指図されず　大事なこともそうでないことも自分の意志と責任で決めて生きてきた
だからわたしも誰にも自分の考えを押し付けたり命令したくない
やりたいことがあるならやればいいし
なければ探せばいい
探したくなければ探さなくてもいい

命令口調で言うのも言われるのも
わたしは好きじゃない


「夢を描け」