何食べたい？　　何でもいいよ
どこ行きたい？　どこでもいいよ

本当は何でもどこでも良くないのに
わたしの意見を優先するあなた

時々困るけど
「ありがとう、ごめんね」

大量に積み重なるまあるく黄色い物体

こちらを見つめるつぶらな瞳たち

大好きなあなたが取ってくれた
大好きなポムポムプリン

「部屋の片隅で」

目を開けたらいつもと違う景色
きょろきょろと周りを見渡して

上下「逆さま」になっていると気づいた幼い布団の中

漠然とした不安で目が覚め
ついスマホに手を伸ばし

あなたの寝顔の写真を眺めて
また目が冴える

「眠れないほど」

大雨の中
いなくなったあなたをびしょ濡れで探し回り
やっと見つけて抱きついたらきょとん顔
そこで目が覚めた

あなたにそれを伝えてもやっぱりきょとん顔だけど
安心して二度寝

「夢と現実」