良いお年を
みなさま
この1年間ありがとうございました
私なんかに
本当に
ありがとうございました
きっと笑って過ごしたり
泣いたりして過ごしているのでしょうか
きっと
きっと
素敵な一年を過ごした…
とまでは言わないけど
きっと
素敵なことが1つでもあったよね?
まぁ
なくてもいいけど
…つまりさ
幸せに過ごせて良かったね
もし不幸せでも
私はあなたのことがとても大好きだから
だからね
笑おうよ!
「良いお年を!」
1年間を振り返る
1年間を振り返る
いいことや
悪いことがたくさんあった
でもこうして今も
新年を迎えようとしている
この1年間
私はとても素敵だったなと思う
彼氏に振られたりり
家族関係にヒビが入ったりしたけど(笑)
でもさ こうして
今を幸せに生きてるからとても素敵だと思うな
「3…2…1…」
新年へのカウントダウン
「0!」
私はまた1歩を踏み出す
「あけましておめでとう!」
みかん
みかん
ころっとしたみかん
小さなオレンジ色の丸
その色は鮮やかで
とても純粋なオレンジ色
見るたびに
「きれい」
と呟いてしまう
でも
食べてしまえば
ころっとなくなる
とても小さいもの
そんなことを考えながら
今日もみかんを一口
…うん
「あまい」
イブの夜
「♪〜♫〜♬〜」
イブの街に流れる音楽
みんなが浮かれている12月24日
私は一人で
イブを過ごす
「ただいまー」
テレビをつけて
あのドラマを見る
小さな窓がある部屋で
コンビニで買った半額のケーキを食べる
いつもより寂しい味がしたけど
いつものようにそのケーキは甘かった
窓の奥から
イブの音楽が聞こえてきた
プレゼント
あなたからもらったプレゼント
中は何が入っているのだろう
おもちゃ?
食べ物?
文房具?
考えるだけでワクワクする
…あ、それとも私がほしかった犬かな?
いったいこの中身は何だろう
箱を開ける
「……!」
ピロリロリン
「僕があげたプレゼント、気に入った?」
「君が『飼いたい』って言っていた捨て犬だよ」
「少し凶暴だったし噛んできたから僕が大人しくしてあげたんだ」
「どう?とても可愛いでしょう?」
そこの箱には血まみれの
あの時の捨て犬が入っていた