全てが反転するなら、
きっと鏡の中の自分は幸せ者に違いない。
せめてそうであってくれと思うと同時に苛立って、
鏡を殴りつけた。
すると驚くほど簡単に鏡にヒビが入って、
とてもじゃないが壊そうと思っていなかったものだから、
狼狽えていると、そのヒビから眩い光が漏れ、目が眩む。
同時に、吹き飛ばされそうなほどの風が吹き出してきて、
踏ん張ることに精一杯で、何が起こったのかわからない。
ようやく光と風が収まってやっと目を開くと、
そこには、もう一人の自分が立っていた。

テーマ：互いの運命をぶつけあう

白線の上を歩く
どこまで行けるのか、どこへ行くのか
階段を一つ飛ばしに登っていく
跳ねるランドセル、見下ろす車
寄り道だらけの帰り道

お題：さぁ冒険だ

「梅の花　一輪咲いても　梅は梅」
激動の時代に咲いた、
麗らかな日のつかの間の安息

お題：一輪の花

【修正】
激動の時代に咲いた
「　梅の花　一輪咲いても　梅は梅　」
麗らかな日のつかの間の安息

※「梅の花　一輪咲いても　梅は梅」土方歳三

光に惹かれる地獄の子
闇に惹かれる天上の子
無い物ねだりの好奇心

街の灯りにかき消された星々を
繋いで白紙の地図に描き込んで、
大星(シリウス)を拾って角灯(ランタン)に入れ、
北極星を道標にし、
さあ、冒険の始まりだ

お題：夜空を駆ける

【修正】
街明かりにかき消された星々
繋いで
白紙の地図に描き込んだ
一番星を角灯(ランタン)に入れ、
道標は北極星。
さあ、冒険の始まりだ！