8/15/2023, 10:15:02 AM
足をつけることは怖かった。なんせ、真っ暗だ。
空も海も境が曖昧になって溶け出している。よくもまあ、星は輪郭を保てるものだ。
夜の主役は視線をずらさず微笑む
やけに響く波のおと
いずれ暑さの主犯がやってくる それが待ち遠しい
まだ遊び足りない はやく明けて!
8/10/2023, 2:02:52 PM
私の夢と私をのせて走る列車。座席は赤のベルベット、窓枠がしっとりしているのは、さっき小雨が降ったから。
外は満天の星空、夜はホームシックになって胸が掻きむしられる。ブランケットが命綱だ。
大丈夫、もうすぐ終点。
気に入りの傘、カバン、帽子も忘れちゃいけない。
幸せだった今までの思い出を抱きしめて出口に立つ。ほら、私の終点だ。
8/7/2023, 11:31:37 AM
運命に抗う、みたいな…そういう話が無数にあるけれど、でもその、「抗うことにな」ったのも運命じゃないの?と私は思う。
ー星空が決めた始終は滞りなくすすみ、それは自覚することさえできない。
もしできたと思うならそらは虚構で、あなたが勝手に生み出した妄想でしかなく、抗うなどという無知蒙昧な行動と思想は哀れで醜く滑稽だ。
星空を揺らがすことのできない私は、ただ愚かに踊る
8/4/2023, 12:03:44 PM
つまらないなんてつまらない!ほら、楽しさのアンテナを張ってごらんよ、はやくはやく!
8/3/2023, 5:23:09 AM
病室は生と死が混ざり合って独特の匂いを放っている。
他人行儀で自分のものにできない真白いベッドは居心地が良くないけど、ここに居てもいいってはっきりしているのは少し安心だ。
清潔な病室は、私のかさぶたが目立つ。
独特の匂い。名前をつけてあげる。あなたは