君と見た景色 2025.3.21
君とはじめて一緒に帰る約束
待ち合わせ時間が待ち遠しかった
高台にある大学で、正門を抜けると街全体が見渡せた
2人は初々しく銀杏並木を抜け正門に向かった
空全体が黄金色に輝き
優しい紅色の茜雲が浮かぶ夕焼け
2人はしばらく言葉を交わすことなく
呆然と立ち尽くした
君の隣で
君と見た景色があまりにも美しく、息を呑んだ
君への想いが込み上げてくる
手を繋いで 2025.3.20
あの頃はどんな時も手を繋ぎ
どこまでも歩いていけた
指が長く 綺麗で
あなたの大きな手は私だけのものだった
いつからだろう
大好きだったあなたの手を繋ごうとしなくなったのは
いつからだろう
あなたから手を繋いでくれなくなったのは
テレビから桜の開花予報が聞こえる
満開の桜の下で
勇気を出して手を繋いでみようかな
どこ? 2025.3.19
ナビの案内どおり進んだはずなのに
どこで間違えたのだろう
引き返すにも道が狭く進むしかない
辺りは鬱蒼とし樹木は生い茂っている
ハンドルを強く握るあなたは
いつのまにか口ずさむのを止め
正面だけを見ている
ここは、どこ?
不安が募る
車内の張り詰めた空気は
鬱蒼とした森を抜け、日差しを感じるとともに緩み始め ふたり顔を見合わせ笑った
目の前には青くキラキラと輝く海
車を停め車外に出ると潮の香りがした
大好き 2025.3.18
大好きな人
あなたの持つ優しさや繊細さ
思慮深いところが大好きです
あなたが表現する綺麗で独特な世界観に魅了され感動し
同じ景色が見たいと思いました
あなたのことを知れば知るほど、好きになり
離れることが出来なくなりました
この先何が起きるか分からないけど
このまま気持ちが冷めないで
大好きがずっと続きますように
叶わぬ夢 2025.3.17
どれだけ頑張って努力しても
叶わぬ夢はある。
それに直面したとき下ばかり向いていたけれど
立ち止まって顔を上げてみた
思ってた以上に世界は広く優しかった
小さくささやかな夢でも
それが叶うことで喜びを感じれるなら
人生は楽しいものです
春の訪れとともに一歩、踏み出してみよう