花は儚い
咲いたら枯れ
枯れたら散り
散ったら踏みにじられ
そして消える
散る前に育んだ子孫を
次の姿として遺し
自分の根が残っていれば
翌年も歳を重ねて花開く
しかし、それが出来ない
本当に儚い花もある
真っ暗な夜空に咲く
大輪の打ち上げ花火たち
彼らは もう二度と同じ姿を咲かせられない
咲いてしまえば数十秒で消え去り
それは美しく 夜空に溶ける
今年のそれは 、ひとりで見たい
友情とか 恋愛とか 絆とか 信頼とか
どうでもいいから
もう誰も 私には関わらなくて平気だから。
_ ₉₄
ねぇ じゃなくて
あのさ でもなくて
キミ でもなくて
お前 でもない
ねぇ、私の名前を呼んでよね
あの子は名前で呼ぶ癖に
でも、君をキミって呼んでるから
まずはうちが呼んだげる。
_ ₉₃
生死をなんとも考えない、
ただ運命に生かされてきただけ
そんな価値観をもつ人間が
案外身近に居たらしい
私だけじゃない
そんな人生観も世界線も夢も理想も
どんな思想も尊重されるべきなんだよ
私は私を否定して受け入れて認めて生きてきた
あなたは貴方自身を最低限理解して生きなさい
私だけじゃない あなただけじゃない
現実は独りでも 同じ境遇 心情を持つ者は
きっとどこかに生きてるはず
私はただ そんな誰かが好きなんだと思う
会いたいわけじゃないんだ
あなたもきっと そうなんじゃない。
_ ₉₂
初めに言う、私は性格が悪い
あの子よりは成績が良かった、優越
あの子のスタイルが羨ましい、劣等
あの子よりは顔面強い、優越
あの子はみんなからチヤホヤされる、劣等
私は小さい頃から料理ができる、優越
みんなは美味しいお弁当を作ってもらえる、劣等
私結構大工とか車とかも知識ある、優越
みんなはおしとやかに華やかな女の子、劣等
私殴られても蹴られても従順に生きてきた、優越
みんなはお小遣い貰って好きなことばっかしてる、劣等
私は 私を取り巻く環境が大嫌いで
私自身も嫌いで
幾度となく自傷して 死のうとして生きてきて
私の周りはみんな親に大切にされてるって
生活の違い、金銭感覚から 目に見えて分かる
劣等感劣等感劣等感劣等感 ''私ばっかなんで?笑''
私も愛は受けてる その形が違うだけ
そう思えてからは どんだけ辛かろうとぶつかった
当てつけた もがいた これでも生きてる自分偉いわ、って
優越感 ''お前らなんて''
私が今生きてる理由はこれだけ
お前らの心配ひとつ、言葉1つ、
なんの足しにも傷にもならねんだわ
好き勝手言って群がってろ
集まらねえと強くなれない弱者共
優越にしか浸れない糞餓鬼達。
_ ₉₁
私の当たり前は みんなの当たり前じゃない
みんなの当たり前も 私の当たり前とは違う
当たり前とか普通とか人並みとか
よく口にするし耳にする言葉だけど
ほんと鬱陶しいよな、っていっつも思う
そんな言葉で嫌味ったらしく
綺麗事を1列に並べるくらいの時間があるなら
もっと無意味で理解不能で理不尽なことを並べまくって
時には愛だの恋だの甘ったるい密語で火照らせて
逆に突き刺すような痛い言葉を吐いてもいいんじゃないか
ちなみに、
当たり前だろ って返答されるのはすごく嫌いです
おやすみなさい。
_ ₉₀