小さい頃、サンタさんに何お願いしようかなって楽しみにしてた。
小学校高学年になって、本当はサンタさんはいなくて、お父さんとお母さんがプレゼントを枕元に置いているという、隠された小さな真実を知った。
なんで隠すんだろうと真実を知ったとき思った。
でも、この真実が隠されているのは、子供たちの夢を壊さないためにあることを成長した私は、知っている。

冒険って何だろう。
海外に行って、新しいことを一からする事だろうか。
いや、勇気を持ってやってみたことだろう。
ちょっとしたことでもいい。
新作のアイスを食べてみるとか、
今までしたことのない服装をしてみたりとか。
こんなちょっとした冒険で自分の世界が広がると、私は思う。

部活帰り、黄昏色に染まった空を見上げて友達と笑いながら帰ったな...

波音に耳を澄ませると、波音と一緒にいろいろな音が聞こえてくる。
子供たちが笑う声
カップルが手を繋いで歩く音
海を横切る鳥の鳴き声
全て波の音に溶けていく。
青い絵の具のように。

遠くへ行きたい。
翼をもって。
海の向こう側へ
空の彼方へ
とても遠いけど
まだ見ぬ世界が私を待っている。