部活帰り、黄昏色に染まった空を見上げて友達と笑いながら帰ったな...

波音に耳を澄ませると、波音と一緒にいろいろな音が聞こえてくる。
子供たちが笑う声
カップルが手を繋いで歩く音
海を横切る鳥の鳴き声
全て波の音に溶けていく。
青い絵の具のように。

遠くへ行きたい。
翼をもって。
海の向こう側へ
空の彼方へ
とても遠いけど
まだ見ぬ世界が私を待っている。

カーテンが揺れる。
カーテンを通り抜けてくる光が心地いい。
その光で読書をする。
なんて心地いい空間だろう。
ふとそう思った。

海は、いつも青く、深い。
空は、青いときもあれば黄昏色になって、とても深く、星が映える青になる。
宝石だって真っ赤なものもあれば、明るい青もあって、とてもとても深い青もある。

　　　　世界には、たくさんの青がある。
　　　　　　
　　　　　　世界は青でできている。