ひとり ひとり 歩きはじめる
ひとり ひとり それぞれの歩幅で
夜明けと ともに
起きた人々は
ひとり ひとり うたいながら
ひとり ひとり おどりながら
それぞれの歩幅で すすんでいく
行く先は
まだまだ遠いのか
遠くの街へは
どのくらいかかるのか
誰にもわからない
それでも
わたしたちは 歩み続ける
逃げたいことばかりで
逃げてきたけれど
また同じようなことが起きて
逃げるの繰り返し
逃げても逃げても
現実は変わらない
変えるのはなにか?
なにを変えなくてはならないか?
本当のわたしは
分かっている
そろそろ
覚悟を決めるときだ
君は今 どこにいるの?
あの日 命の火が消えてしまった君は
ごめん
気づかなかったよ
ずっと そばにいたんだね
ずっと 守っていてくれたんだね
君は
ずっと ここに いてくれたんだね
″あぁ 殻に閉じこもりたい″
そんな風になることが、ボクにはある。
いつもどおりの生活を送っていてもいなくても、不定期にくる、低迷期間だ。
身体も心も、とにかく重い。
何をしてもつまらない、というか、何もしたくない。
…とはいえ、生活のためには動かなくてはならず、やることを最低限に絞って、なるべく手抜きをしてやり過ごすようにしている。
しかし、今回はなかなか手強くて、ずっと頭が回らない。まいった。
しかも、そういう時に限って大切な予定が入っていたりする。まいった、まいった。
回らない頭を抱えていたら、案の定、空まで物憂げになってしまった。なんてこった。
低迷期間でも、晴れていたりすると気分もつられてアップしちゃう、なんてことが今まではあったけれど、物憂げな空はなんだかんだ1ヶ月も続いている。
とりあえず、今日の予定は終わった。
ボクは、アパートへの道をとぼとぼと歩きながら、空を見上げる。相変わらず冴えない空だ。でも、なんだかそれを美しいな、とおもう自分に気づく。
「ひさびさに、ビールとつまみを買って帰るか。」
ボクは、回れ右をして、近くのコンビニに向かった。
わたしの お腹に宿った
その 小さな命は
その 顔を みることもなく
空に かえっていった
たった数週間 だけ
わたしを 親 にしてくれた
その 小さな命
小さな小さな命 だったかもしれないけど
大きな大きな存在 だった とも おもう