《冬の足音》
書けたら書こうかな
2025.12.3《冬の足音》
《凍てつく星空》
書きたいなー、とは思っている
2025.12.1.《凍てつく星空》
《君と紡ぐ物語》
書けたら書きたい
2025.11.30《君と紡ぐ物語》
《失われた響き》
「あ、雪……」
もう数日で12月、という今日、俺(齋藤春輝)はひとり部活帰りの夜道を歩きながら空を見上げる。
ひらりはらはら、はらひらり。
初雪が、くるくると舞うように降ってくる。そっか、もうそんな時期か……。
「……姉さんのお墓参りに行かなきゃな」
手を伸ばしたら、手袋の上に白い雪が乗った。ふっと息を吹きかけると、そのままどこかへ飛んでいって、見えなくなった。
俺と、俺の双子の弟、蒼戒には姉がいた。名前は雪音。その名の通り、雪みたいな美しい人で、とても強かった。でも、10年ほど前、公園の池で、溺死した。
「……会いてえなぁ、姉さん」
姉さんが死んだ後、蒼戒は何度も何度も姉さんを追って逝こうとした。それを俺がこっちに引き留め続けた。だけど、俺だって姉さんに会いたくないわけじゃない。ただ、蒼戒に死んでほしくない。それだけ。
「……っていけね。感傷に浸るなんてらしくねーや。早く帰ろ」
そう思って夜道を駆け出すと、ふと「春輝」と小さく名前を呼ばれたような気がした。
「姉、さん……?」
その声が、響きが、姉さんのものによく似ていたような。
「……っ……、違う、姉さんは死んだ。わかってる」
振り返りかけて、頭を振る。
姉さんは、姉さんの声は、愛おしそうに俺たち双子の名前を呼んでくれたあの響きは、もう戻ってこない。そんなの、わかってる。
「疲れてるんだろーな、俺も。……今日は早く寝よ」
こんなんじゃ、蒼戒に心配かけちまう。あいつの方が姉さんっ子で、今でも辛いはずなのに、俺のことで心配かけらんねーよ。
「さーて、夕飯何かなー?」
俺はわざとそう言って明るく笑って、改めて夜道を駆け出した。
(終わり)
久々だし結構めちゃくちゃだな……フィーリングで読んでください……🙏
2025.11.29《失われた響き》
《心の深呼吸》
書けたら書きたい
2025.11.27《心の深呼吸》