海へ行こう
ビーチタオルに浮き輪
大きなワニのボート
サンタンオイルに文庫本
ビニール袋も持って
人の少ない穴場の浜辺
パラソル立てて荷物を置いたら
いざ波打ち際へ
まだ少し冷たい水
引く波に足が沈む
貝殻探そうか
鳥の足の形をしたサンゴも
砂地の穴から白いカニが顔を出す
陽射しが肌を焼く
しょっぱい海風
見て、小さな魚がたくさんいるよ
青いの黄色いの
あっフグの赤ちゃんがいる
かわいいな
つかまえられるかな
波と追いかけっこ
袋にいっぱいの貝殻たち
フグは逃がしてあげたよ
道具いらずで楽しさ満載
海であそぶ永遠の子ども
「海へ」
#201
毎日書いて今日で200日になりました
日常では話題に上らない思いのあれこれ
突然の別れをいくつも経験し
もっと話したかったと悔やむことばかり
言葉にならないまま最期は一筋の煙となるけれど
いつか来る さよならを言う日より前に
どう感じどう考えてきたのか
書いてみようと思わせてくれた場所でした
今後は「読んで♡をそっと送る習慣」として
みなさまの作品を楽しみにしつつ
たまに書きます
いつも読んで下さりありがとうございました
「さよならを言う前に」
#200
川に笹舟流しても
海に小石を投げても
焚き火の煙が空にのぼっても
虫採りしても
花を摘んでも
大きく豊かな自然に影響なんてない
そう思ってたけど
80億人の好き放題は
お空模様をも大きく変化させてる
わたしたち、力だけを持ってしまった
幼いままで
「空模様」
#199
美しさも価値も
自分自身では知り得ない
愛情と思いやりのある
誰かという鏡なしには
愛情をもって
大切な人たちの鏡となれるだろうか
その人の気づかぬ
美しさを照らせるように
「鏡」
#198
とらわれて こだわって
手放すことができない
これは大切なもの
これは思い出
これは成果
ここは居場所
あなたは心のよりどころ
掌のなかの愛しさは
失う不安と背中合わせ
いつまでも捨てられないものが
いつまでもわたしを苦しめる
握りしめた拳を開こうとしてはためらい
手放す日を恐れながら
自由を願う
「いつまでも捨てられないもの」
#197