お天気は
心にも身体にも影響を与える
晴れたらポジティブ
降ればちょっとネガティブ
嵐の前後は頭痛やめまいに関節痛
照り降りあいまいな空模様なら
どちらでもなくニュートラル?
…ではなさそう
先行き不確か 予定も立たず
不安材料でしかない
あいまいにするほうはラクでも
振り回されるのはゴメンだよね
(天気じゃない🫨)
「あいまいな空」
#135
駅の西口を出ると
すぐ目の前に丘がある
とても急な坂道で
特別用がない限り
できれば上りたくないところ
でもこの季節だけは特別
だって丘の斜面は全部あじさい
色とりどりに埋め尽くされて
雨の中 傘を手に
足もとを気にしながらでも
ゆっくり上りたくなる
雨の雫を受けて揺れるあじさい
虹色の雲の中をのぼって行くよう
丘の中腹には神社
丘の上には蓮の池
神さまもお釈迦さまも
この丘にいらっしゃるようす
上りきると
丘の裾を流れる川の向こうには
遠く見渡すかぎり 雨に煙る景色
あじさいの雲の上に立ち
天からの恵みの雨が
大地を潤しているのを見ていると
まるで自分も
神さまになったみたい
「あじさい」
#134
好きと嫌いが人を作る
好きと嫌いで人がわかる
この世に生まれたその日から
快不快と好き嫌いは
世界をはかり 自分を守る
大事な物差し
日々の選択
日々のスパイス
好き嫌い無きゃ平坦な道
好む嫌うは生きる力
だめ?
選り好み?
文句を言うな?
好き嫌いする感覚
選り好みする判断力
黙って全てを受け入れない
好き嫌いと選り好み
それがあるから自分になれる
それがあるから
人生は面白い
「好き嫌い」
#133
子どもの頃住んでいた街に
その名も「街」という喫茶店があった
昭和レトロそのまま
メニューにはクリームソーダに
プリンアラモード
わたしが好きだったのは
ミルクセーキ
ナポリタンとたまごサンドは
どちらかいつも悩んだ
隣には書店があって
買ってもらった本を手に
「街」に寄り
ミルクセーキを飲みながら
本を読んでいた
大きくなったら
本屋さんか喫茶店で働いて
好きなものばかりに囲まれていたい
そう思ってた
連れて行ってくれた
父も母もいまは亡く
書店や喫茶店があった所には
ショッピングセンター
あの日の
街のざわめき 夕暮れの風
喫茶店のドアのチリンという音
わくわくした気持ち
戻らない失われた時
あんなにも幸せだったんだな
「街」
#132
そんなこと出来るわけない
失敗するに決まってる
無理ムリ
世の中そんなに甘くない
夢見てないで現実を見ろよ
あなたは間違ってる
もっと賢くならなきゃだめ
…周りの人たちなんて
やる気を否定するためだけにいる
あるいは
やる気を試すためにいる
やり続けたらいいじゃない
本当にやりたいこと
「やりたいこと」
#131