『私の当たり前』
中学の修学旅行は東京へ。帰りの新幹線を降りてまず思ったことは「空気がおいしいってこのことかー!」
高校の修学旅行は京都へ。泊まったホテル?旅館?の夕食に出たお米があまり美味しくない…。周りもみんな微妙な顔をしていて食が進まない。
どうやら空気もお米もおいしい良いところに住んでいたようだ、と己の贅沢な当たり前に気づいた修学旅行の思い出でした。
『街の明かり』
この前ね、遠出した帰りに山の中の国道を車で走っていたんです。(稲●淳二風)
夕方を過ぎてどんどん辺りが暗くなっていって、いくつかある集落も抜けて、そうしたら道路の先の方に黒い影が蹲っているのが見えたんです。
「なにあれ…?」
一瞬で色んなことを考えました。特に熊のこと。最近は熊の出没情報や遭遇事故なんかが度々話題になっていて、ちょっと前には北海道でヒグマに車のフロントガラスを割られた動画なんかも見ちゃってて。ここは本州だからもちろんヒグマなんかいるわけないんだけれども、イヤだなぁ〜イヤだなぁ〜と思いつつ減速して近づいたら……
2頭の鹿でした。
よ、よかったぁ〜…。
その後、街の明かりが見えて街灯や信号機なんかが増えてきて、集落に入ったときの安堵感といったら!野生の森にお邪魔をして通らせていただいている不安感と人類の活動領域に帰ってきた安心感を十二分に感じたドライブでしたとさ♪チャンチャン♫
『七夕』
現代は既製品の服を買えばいい。
でも昔はみんな自分で織って縫って仕立てるんだもんなぁ…神頼みしてでも上達したい大事な技術だし、七夕は大事な行事だったんだろうな。
短冊には自分で努力して叶えられる願い事を書くんだそうな(今さっき知った)。つまり、短冊に書くことで決意表明して自分に発破をかける。神さまの後押しがあればもちろん嬉しいけれど、棚ぼたで手に入れられる利益や幸せは夢まぼろし。そんなことに期待するもんじゃない、地道にコツコツやるしかないんだ。がんばろ!
『友だち』
たぶん友だちだった人の結婚式、招待状をもらったのに無視してしまった。何もしたくなくて、消えてなくなりたくて、すごくすごく落ち込んでいた時期だったっていうのは言い訳だ。私がただ怠惰で人を大切にすることができなかっただけ。彼女にとって私はもう友だちではないんだろうな。彼女が私みたいな人間のことは忘れて、健やかで幸せでありますように。