【終わらない物語】〜Mrs. GREEN APPLE様『familie』〜

ここまでがただ

序章と呼べんだろう

終わらせ方は僕次第

泣けるエンドを

どこからかまた

呼ばれるは僕と君

感情は忘れないでしょ？

確かなメモリアル

心が帰れる場所

愛しのファミーリエ ah

【やさしい嘘】

「大丈夫だから笑」

そう笑って私を安心させようとしてくれて。

でも、大丈夫には見えない。

貴方に繋がれた管。

前よりも白くなった肌。

全てが痛々しい。

＂大丈夫＂

その言葉は私を不安にさせる。

いつまでこうやって彼と話ができるだろう。

彼は最期まで、笑って過ごすのだろうか。

「今日も来てくれてありがとう。全然来なくていいよ？
俺は大丈夫だから。」

そんな嘘、いらない。

「ねぇ、本当を教えてよ」

【瞳をとじて】

夜、

瞳をとじると

不安でたまらなくなる。

別になにかある訳でも、

嫌なことがある訳でもない。

なのに何故か、

涙がでる。

なんでだろうか。

わたしは、

なにかが足りないのかもしれない。

【あなたへの贈り物】

その香水は

彼女とのお揃い？

そっか。

もういいよ。

私は知らないフリして

私の香水をあげた。

【羅針盤】

神様、

どうか無風に僕を導いてください。