【誰にも言えない秘密】
僕、ずっと先輩のことが好きだった。
先輩の眩しい笑顔も
先輩のすぐ寄り添ってあげられるその性格も
全部が好きだった
だから先輩の一番になりたくて色々努力した。
だけど先輩は違う誰かと笑ってた。
先輩の僕らの関係は後輩と先輩だったらしい。
僕の気持ちを伝えられず先輩は卒業した。
この気持ちは誰にも言えない"僕の秘密"
【狭い部屋】
僕は教室をとびだした。
悪からにげるように。
にげた先には…はじめて見る教室があった。
教室に入ると何も無い。静か。狭い。
息切れがひびく。
地面にうずくまると
僕はさっきのことがフラッシュバックして。
クラスの誰かの笑い声
クラスの誰かの怒鳴り声
こわいこわいこわい。やめて…!
すると
ガチャンと扉の鍵がしまった。
暗い部屋。
静かな部屋。
狭い部屋。
誰か、、、
僕をたすけて
【失恋】
失恋ではないかもだけど、
私、失ったものがいっぱい。
私から愛が失くなった
私から涙が失くなった
私から彼が失くなった
そしてこれから彼と創っていくはずだった未来が
失くなった
だけど彼からしたら、あの病から逃れることができたから
良かったのかな?
でもね。失ったものだけじゃないんだ。
私にはまだ残っているものがあるんだ。
それはね?
彼からもらった唯一の愛だよ。
こんなあたしに愛をくれたんだ。
なんでこんな優しくしたのかなぁ。
私の隣にいなくてもこの言葉をあなたに叫び続けるよ。
「愛してる」
【正直】
私は正直になれない
そもそも正直って何?
ちゃんと正直に言えたらいいの?
ちゃんと正直な行動が取れたらいいの?
ちゃんと正直に…正直に…
はぁ、正直って難しい。
私のこういうところが正直じゃないのかな?
【梅雨】
またこの季節がやってきた。
降り止まない雨。
湿った空気のにおい。
思い出すあの子のこと。
私をおき去りにしていってしまったんだ。
まだ君に生きてほしかった私。
もう消えてしまいたかった君。
「あぁ、なんでだろう自分勝手なあの子に会いたいなぁ」