【失恋】
失恋ではないかもだけど、
私、失ったものがいっぱい。
私から愛が失くなった
私から涙が失くなった
私から彼が失くなった
そしてこれから彼と創っていくはずだった未来が
失くなった
だけど彼からしたら、あの病から逃れることができたから
良かったのかな?
でもね。失ったものだけじゃないんだ。
私にはまだ残っているものがあるんだ。
それはね?
彼からもらった唯一の愛だよ。
こんなあたしに愛をくれたんだ。
なんでこんな優しくしたのかなぁ。
私の隣にいなくてもこの言葉をあなたに叫び続けるよ。
「愛してる」
【正直】
私は正直になれない
そもそも正直って何?
ちゃんと正直に言えたらいいの?
ちゃんと正直な行動が取れたらいいの?
ちゃんと正直に…正直に…
はぁ、正直って難しい。
私のこういうところが正直じゃないのかな?
【梅雨】
またこの季節がやってきた。
降り止まない雨。
湿った空気のにおい。
思い出すあの子のこと。
私をおき去りにしていってしまったんだ。
まだ君に生きてほしかった私。
もう消えてしまいたかった君。
「あぁ、なんでだろう自分勝手なあの子に会いたいなぁ」
【無垢】
「ねぇ、あの子いつもニコニコしてるよね」
確かにあの子はニコニコしていると思う。だけど本当になにもないのかな?
失敗したら怒られる世界
頑張らなかったら怒られる世界
頑張ったけどもっと上を求めてくる世界
休んだら怒られる世界
弱音を吐いたら怒られる世界
こんな世界に飽きてしまって疲れてしまっただけなんじゃない?
あの子の笑顔は『本当の笑顔』じゃない
私はあの子を誰もいない屋上に連れ出した。
勝手ながらにも関わらずあの子は
「どうしたの?ニコッ」
とまた笑顔を崩さない。
「ねぇ、」と私は少し低い声が出てしまった。
あの子の体がビクッとなった。
やっぱり
「ねぇ、泣いてもいいよ。もう君はよくがんばったんだから。無理しないで。なんかあったらまたここにきなよ。
私まってるからさ」
そういうとあの子は目から見たこのないような綺麗で
無垢な涙をながした。
【終わりなき旅】
私の毎日は学校に行って友達と話して、授業を受けて帰ってくる。何も変わりがない、いつも同じでいつも同じように過ごすこんな生活。こんな生活が続いて終わらない。こんな同じ生活が終わらない。
これって、何もおもしろくない終りがない旅みたい。
「この旅っていつになったら終わるのだろう?」
こう思ったときある人が言った。
「この長い長い人生のような旅は勝手には終わらない。この長い旅は自分が終わらせに行くんだ。自分に満足ができ、叶ったときこの旅は終わってくれるんだ」
ってね。このとき初めてわかったんだ。
学校に行って授業を受ける、自分のために、自分で、自分の『夢』を叶えるんだ。世界が変わらない、毎日が変わらないのではなく、『私自身が変わってない』のだと。
だから私はこれから走りだす。