朝起きて

憂鬱な仕事へ行って

ドタバタ１日を過ごして

気を遣って疲れて

作り笑いで頬が痺れて

夜はひとり涙に濡れる

いつでも一所懸命なあなたは

かっこよくて、かわいくて、綺麗

僕が生まれてから死ぬまでに

星の数ほど経験する「選択の時」

間違えて学んで、繰り返して

白紙の人生に記録されてゆく

ある晴れた夏の朝

プラットホームに咲いていた

小さく揺れる一輪の花

シワだらけの手で摘んでみる

戦火と共に流れ星となった

あなたを褪せた記憶から見つけましたよ

見送ったあの最期の朝も、そう

咲いていた花だから

魔法なんてないのにね

何かが上手くいった時

努力を褒められなくて

つい魔法のせいにしてしまう

私たちは天邪鬼な魔法使い

君の心に雨が降ったら

僕が晴れにしてあげる

時には曇り空で守ってあげる

そうして明けた空に架かる

虹はいつも二人の宝物にしよう