貴方の笑顔が忘れられない。
整った綺麗な顔がくしゃっとなって
普段のクールなイメージとは打って変わって
無邪気に笑う貴方は本当に楽しそうで。
どれほど時間が経っても、
貴方の笑顔が頭からずっと離れない。
忘れられない、いつまでも。
お題を見て、真っ先に貴方の顔が浮かびました。
たくさんたくさん進路の相談に
のってくれてありがとうございました。
私の夢を笑わないで真剣に聞いてくれたことが
何よりも純粋に嬉しかったです。
アドバイスも1つ1つがとても参考になりました
その時のメモは未だに捨てずに取ってあります。
朝早くから面接練習に付き合ってくれたこと。
あがり症で上手く受け答えできない私に対して
責めたりせずに優しく指導してくださったこと。
受験の日がが迫ってきて不安に押しつぶされそうになっていた時に「大丈夫!」と肩を優しく叩いて安心させてくれたこと。
私以上に私を信じてくれたこと。
本当に本当に感謝しています。貴方は私の恩師です。
改めてあの時は本当にありがとうございました。
貴方の存在があったから合格できました。
夢を叶えるため、これからも努力していきます。
いつの日か、貴方に語った夢を必ず現実にします。
『届かぬ想い』
「体育とかだるすぎー」
体育の授業のために更衣室で着替えている時
親友の手首についた傷が視界に入ってしまった
「てか暑くない?まだ4月なのに暑すぎでしょ」
そう言いながら親友は
体操服の上からジャージを羽織った
「もう二度とこんなことしないで。」
私は今まで何度親友にそう伝えたのだろう
でもその言葉が彼女に届くことはなかった
そしてそのうち、私も諦めてしまった
私の心配の想いが彼女に届くことは
今までもこれからも、きっと一生ないのだろう
『快晴』
雲ひとつない綺麗な空
澄み渡るような美しい青色の空
地上の生物を容赦なく照り付ける太陽
目に映る光景全てが眩しくて
私は思わず目をつむった
ずっと好きだった人が、
今日別の女の子と付き合い始めたらしい
きっとこの快晴は、
その女の子の気持ちを表した天気なのだろう
ねぇ神様。こんな時くらい
雨を降らせてくれてもいいじゃない
貴方のせいで、私は涙を隠すことすらできないわ
『遠くの空へ』
先日、勤め先の学校で卒業式があった。
3年間受け持った、
思い入れのある生徒たちが立派に巣立っていった
少しうるさいくらいに明るい学年だった
問題児も多くて私自身もかなり手を焼いた
そんな問題児たちともようやくお別れだ。
そう思っていたはずなのに…
君たちのいない校舎は酷く静かで寂しくて
数日前とは全く別の場所のようだ
そうだ。寂しいんだ。先生は寂しいよ。
でもそれは決して口にはしてはいけない
卒業して巣立っていく生徒に対して
それを口にしてしまうのは教師失格だ
だから代わりに、伝えたいことがある
先生はこれからもいつだって君たちを見守ってるよ。
だから安心して、遠くの空へと飛び立ちなさい。
大丈夫。君たちならきっと大丈夫。