#永遠なんて、無いけれど。
私は、若くして既婚者であり、一人の忘れられない人がいる。その人は、私の浮気相手である。彼と儚い叶いもしない永遠を誓い、神様を二人で恨んだあの日。もっと出会うのが早ければと出会うタイミングを二人で遅過ぎると神様を呪ったあの日。離れるのを惜しみながらも離れる事を決意したあの日から私は、彼を忘れ切れぬまま…例え、彼への想いは、消せても、彼との思い出や、彼の好きな物とかは、消せない。消したくても消せない彼の記憶と彼との時間。でも、きっと、いつかは、少しずつ自然に、落ち着くだろう。彼の好きな物を見ても何も同様しないように。ま、この世に永遠なんて、存在しないのだから。所詮、旦那さんとの永遠だって存在しない。何故なら、生きてる物全ていずれは、終わる命だから。
#涙の理由
とある日の夜。私は、ふと急に泣き出してしまった。涙の理由を聞かれるのは、とてつもなく恥ずかしいような涙の理由だ。その涙の理由は…丁度つい先月、愛してた彼と5年記念日を迎えためでたいはずの日に突然の別れ話によって、私達の恋は、突如終わりを迎えたのだ。彼は、スッキリしていても、私は、振られた理由すらも分からないまま、未練タラタラのまま、置き去りにされたのだ。あの時は、必死に堪えたはずの涙が、今になって溢れ出して来る。そして、止まらない。ずっと彼だけを愛していたのに…私の何が間違っていたと言うのか…悔しかった。切なかった。苦しかった。誰かに話を聞いて欲しかった。慰めて欲しかった。ただそれだけ。
#コーヒーが冷めないうちに
そうだ、コーヒーが冷めないうちに、この恋を温めよう。もう二度と君が別れたいなんて言い出さないように。そして、例え、このコーヒーが冷めてしまっても、私達が熱々でいられるように。少しずつ、秋へと、そして、冬へと向かって行くこの季節。外に出るのすら、人恋しく、人肌恋しくなる季節が今年もまた訪れようとしている。今年の冬は、また何か、私の人生や、生き方は、変わってしまうのだろうか??間も無く私と旦那さんの1年目の結婚記念日が来る。色々と今年の自分の生活を振り返りながら、今年も終わりにして、新しい年を迎え入れなければ。しっかり、今年起こした事件や、悪事を整理し、反省して、新しい年を迎えよう。もう二度と同じ間違いを繰り返さないように。もうあっという間に温かい飲み物とかが恋しくなる季節だな。
#既読がつかないメッセージ
もう君には、二度と会えない。会わない。そう決めたから。なのに…君とのLINE、まだ残したまま、まだ少しだけ期待している私がいる。「もし、まだ今更でも、君に想いが届くなら…」、「まだ君と繋がれる世界があるなら…」そう思いながら、私は、思わず、君に、「ねぇ…まだ好きだよ…またあの日みたいに、本気で奪いに来てよ…まだ今なら間に合うよ…」とLINEしてしまった。もう後戻りは、出来ない。思わず送ったLINE。だけど、君からの既読は、もう二度と付く事すら無かった。君は、きっと、あの後、もう私なんかに呆れて、すぐ、私との連絡先を全てシャットダウンしたのだろう。私との繋がりを全て。残念だけど、ま、仕方無い。これが、私達の選んだ「バッドエンド」な結末。君を愛し、君を傷付け、傷付けられ、離れて行った淡い恋の記憶。君と本気で愛し合った今じゃ懐かしい記憶。叶うなら、あの頃に戻りたい。あの無邪気に君との恋を叶えようとしていた日々に。君と過ごすのが心から楽しくて幸せと感じた日々に。
#君と見上げる月…🌙✩.*˚
いつも通り、愛する君の隣を一緒に手を繋ぎながら帰る日常。ふと二人で同時に夜空を見上げた。そこには、今まで見た事も無い程、綺麗な月と星空があった。君と見上げる月は、眩しく、眩いほどの輝きを解き放っていた。不思議だ。「恋」と言うのは。今まで、見上げて来た物全てが一人の時とは違って、輝いて見えてしまうんだ。ただ隣に愛する君がいるってだけで。こんな素敵な夜空を、そして、月を、愛する君とこの先もずっと見ていたい。愛する君がただ隣にいる。ただそれだけで、とても幸せだ。そう思った瞬間、不意に私の頬を涙の雫が伝った。それは、まるで、夜空が不意に零した青い宝石の様に。