snowsiou

Open App
8/28/2024, 11:25:55 AM

ただいま、と玄関ドアを開けた時に、その声は聞こえる。
警戒の色と、焦れた羽音の、短いメロディ。
どうしてそばにいなかったのかと、少し怒っている。
11年共に暮らし、旅立ってから10年たつのにね。
心配せずとも、新入りの文鳥はいないよ。

【突然の君の訪問。】

8/26/2024, 1:37:19 PM

日記に優劣つけるなんて、悪しき教育残像をぶっ飛ばしてね。
夏休みは、休んでいいんだよ。
先生も休んで、どっかの生徒になってきな。

【私の日記帳】

8/17/2024, 11:23:41 PM

配偶者かもしれないな。
でも、捨ててしまったが最後、ここまで飲み込んできた幾多のトゲが、今度は自分に向かうことを知っている。

【いつまでも捨てられないもの】

8/13/2024, 1:44:32 PM

そんなものが顧みられなかった時代もあったんだよ。
8月は、静かにしていなさい。
特に、水廻りには用心なさい。
まだ、決着がついていないのだから。
祈祷師の姿をしたその人は、猛暑の中、冷ややかな手を貸してくれた。

【心の健康】

8/12/2024, 3:03:12 AM

スピナーの白いインクを拭っていると、同じガラのTシャツを着た少年が隣に座った。
ツバ広の帽子の下、お疲れさまです、と朗らかに笑う口が見える。
次も勝てるかな、と問うのが日常のこの空間に、少年は少しだけうつむいて、
「フランスでも、ガザでもウクライナでも、同年代が戦ってる。本気を出し惜しむ理由なんてないです」
生きることが、苛立ちの連鎖にならないよう、我々大人には何が出来るだろうか。
「その麦わら帽子、カッコいいね。わたしも次からそれを被ろうかな」
親指を立てた同意をもらって、立ち上がる。

※スプラフェスお疲れさま!

【麦わら帽子】

Next