これから、ちょっと長い旅に出るんだ。
楽しみだけど、不安も大きい。
だから、出来るだけ身軽に行きたいと思ってる。
虹に驚いたり。
雪に凍えたり。
海に漂ったり。
月に佇んだり。
すべて、この全神経で受け止めたい。
さあ、夏の出口が見えてきた。
【些細なことでも】
買い物中、リンゴと目が合った。
3個入りで400円。お手頃価格だ。
ウサギさんが毎日食べるので、ここ7年、我が家に常備されるリンゴ。
時期によっては高いし不味い。
でも、ウサギさんの暮らしを平穏に保つ秘訣は、「変化がないこと」。昨日と同じものを食べて、昨日と同じ場所でくつろぎ、昨日と同じトイレで用を足し、昨日と同じ寝床でウトウトする(ウサギは長時間熟睡しない)。
うちの老齢ウサギを楽しませてあげてね。
朱色の三つ子を撫でる。
【言葉にできない】
ガルルって言われちゃうから、あんまり見ないほうがよい。
【君の目を見つめると】
パート書店員だったとき、社員と拗らせたことがある。
未婚の若い男性社員で、C大学文学部卒。ゼミでは、読書量に不満を漏らす教授のもと、「俺が一番本読んでた」と豪語できるほどの読書家(自称)であったらしい。
そいつに、アレ読みましたかコレ読んでくださいよ何でそんなの読んでるの、の攻撃を日々受けまして、ウンザリして辞めました。
当時こちらは受験生持ちの主婦。自由時間なんて限られている。そこに、他人のシュミを反映させる余裕なんてないわけで。
自分の内側に何を積み上げるか。
それは、自分が決めること。
【My heart】
書店員だった時期がある。
7年半で、3店。社員との拗れとか引っ越しとかで、別グループの3店を経験した。
文芸書は、だいたい「作者名・五十音順」の順に棚に並ぶ。性別や国内外で分けられることも多い。
文庫は、出版社別で、「五十音順・番号順」。番号というのは、出版されたのが古い人ほど小さい番号になるというもの。版元によっていろいろ基準はあるようですが、気が向いたら、書店の文庫棚をちょっと見てみてください。
なので、村上春樹さんの隣に並びたくて、ペンネームを村上春歌にしても、文庫棚ではだいぶ離されちゃいます。残念。
【ずっと隣で】