いちご

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8/26/2024, 2:46:11 PM

私の日記帳


私が忘れてしまえばなかったことになる。
これは誰にも見せなかった。
見せることは出来なかった。
弱みを見せれば淘汰された。
それが私の人生だった。
──いや、世の常であった。

トラウマは消えない。
傷は塞がらないのだ。
隠さなければ死んでしまうのだ。

8/24/2024, 12:51:43 PM

やるせない気持ち


さみしい。
趣味も、ぬいぐるみも、埋められなかった。
寂しさに苛まれている。
寂しさに打ち砕かれている。
本当に寂しい時、会いたい人でしか、
その穴を埋められないと知ってしまった。

こうして感情を文字にしても埋めることは出来ない。
いつまでも胸が痛い。
いつまでも胸が苦しい。

それでも助けを求められない。
なんて愚かなのだろうか。
耐え続けるだけなのだ。これまでもこれからも。

8/20/2024, 1:25:17 AM

空模様


──まぁいいか、別にもう
馬鹿になろう
手を鳴らして
絡まる哀愁を飛ばして
思い出が私の周りできらめく
自然と笑みがこぼれる
こんな雨も悪くない

7/27/2024, 10:57:06 AM

神様が舞い降りてきて、こう言った。


──あぁ、神様。どうか、どうか妻を助けてください。

妻に謝りたい。
子育てを任せてしまったこと。
家事をしなかったこと。

多くのことを背負わせてしまったことを

それからしばらくして「手術中」のランプが消えた。
扉が開き、男が話した。

私は、泣いた。

7/26/2024, 10:15:45 AM

誰かのためになるならば


父も兄も身勝手だった。
そんなふたりに可愛がられて我儘な妹。
共働きで常になにか作業をしている母。

「お風呂洗って」「洗濯物取り込んで」
細かい家事なら誰でもできた。誰もやらなかったけど。

だから私は頑張った。
それが母の為ならば、家族がまわる為ならば。

そのうち癖になっていったこの行動は私を蝕んだ。
主体性なんて皆無に等しかった。
どんなに今が辛くても、人のためになるならと行動した。
自分の話なんてできなくなった。

──きっと大丈夫。全部こなしてみせる。
それがみんなの望んだことだから。私に求めることだから。
それがきっと、みんなと私を繋げてくれる。

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