やるせない気持ち
さみしい。
趣味も、ぬいぐるみも、埋められなかった。
寂しさに苛まれている。
寂しさに打ち砕かれている。
本当に寂しい時、会いたい人でしか、
その穴を埋められないと知ってしまった。
こうして感情を文字にしても埋めることは出来ない。
いつまでも胸が痛い。
いつまでも胸が苦しい。
それでも助けを求められない。
なんて愚かなのだろうか。
耐え続けるだけなのだ。これまでもこれからも。
空模様
──まぁいいか、別にもう
馬鹿になろう
手を鳴らして
絡まる哀愁を飛ばして
思い出が私の周りできらめく
自然と笑みがこぼれる
こんな雨も悪くない
神様が舞い降りてきて、こう言った。
──あぁ、神様。どうか、どうか妻を助けてください。
妻に謝りたい。
子育てを任せてしまったこと。
家事をしなかったこと。
多くのことを背負わせてしまったことを
それからしばらくして「手術中」のランプが消えた。
扉が開き、男が話した。
私は、泣いた。
誰かのためになるならば
父も兄も身勝手だった。
そんなふたりに可愛がられて我儘な妹。
共働きで常になにか作業をしている母。
「お風呂洗って」「洗濯物取り込んで」
細かい家事なら誰でもできた。誰もやらなかったけど。
だから私は頑張った。
それが母の為ならば、家族がまわる為ならば。
そのうち癖になっていったこの行動は私を蝕んだ。
主体性なんて皆無に等しかった。
どんなに今が辛くても、人のためになるならと行動した。
自分の話なんてできなくなった。
──きっと大丈夫。全部こなしてみせる。
それがみんなの望んだことだから。私に求めることだから。
それがきっと、みんなと私を繋げてくれる。
鳥かご
6時30分 起床
8時00分 登校
8時15分 Short Time
8時45分 一限目
9時35分 休憩
9時45分 二限目
10時35分 休憩
10時45分 三限目
11時35分 休憩
11時45分 四限目
12時35分 昼休み
13時20分 五限目
14時10分 休憩
14時20分 六限目
14時30分 そうじ
15時00分 Short Time
15時30分 下校
16時30分 帰宅
16時45分 夕食準備
17時30分 夕食
18時30分 塾
21時30分 帰宅
22時00分 家事
24時00分 課題
25時00分 入眠
6時30分 起床