子供の頃はさぁ、なんも考えないで生きて、好きなもん食って、可愛いって言われて、誰とでも仲良くなれて。
「そんな可愛かった子がこんなんだよ?ほんと人間って不思議。」
「初対面の相手にはどもって」
「嫌いな物は食べなきゃいけない」
「素の私は可愛いなんて言われなくて」
「常に考えて生きて。」
「何が楽しかったのかわかんなくなって。」
「頑張っても褒めてくれない。」
子供の頃はどんな小さい事でも褒めてくれてたのに。
いつの間にか大きな期待を背負って生きていくようになって。
恋を知ってもそれは汚いものだったり。
相手を責めても私が怒られる。
インターネットって愚痴を言っても、誰も気遣ってさえくれない。
私、頑張ったねって言ってくれるだけでいいの。
そんな高望みしてる?
愛してなんて言わない、私だけ見ていてなんて言わないよ。
せめて、一言でいいから、哀れみでもいいから。
ねぇ、、お願い。
子供の頃は
おかし、すき
おともだち、すき
がっこう、ちょっとやだ
おそと、きらい
おへや、すき
おえかき、すき
あのこ、きらい
わたしはね△△っていうのよ
ことしでじゅうにさいなの
わたしふつうのこより、おしゃべりがとくいじゃな
いみたいで、
おともだちにはよくわらわれちゃうの。
きょうもいつもどうりおともだちにわらわれてたら、
あのこがこっちにきたの
「△△ちゃんのことバカにしないで!!」
いきなりきておおごえをだすから、びっくりしちゃ
ったわ。
わたしがあのこのことずぅとみてたら、
あのこがこっちをむいて、
「大丈夫?」なんでしんぱいしてるの?
わたしはべつにけがなんてしてないわよ?
またあのこをみつめる。
「うーん困ったな、喋らないや。」
あのこがうでをくんで、こまるぽーずをとる。
「本当に喋れる…?」
しつれいしちゃうわね、わたしだってしゃべれるわよ。
「しゃべれるわよ、しつれいね。」
すこしおこりながらいう。
「わっごめんね!ずっと黙ってたから!」
わたしがいきなり
しゃべったからびっくりしたのか、
すこしおどろいたこえをだしたあとに、
わるびれるようすもなくいった。
「私○○って言うの!よろしくね!」
ふぅんまぁかわいらしいなまえじゃない。
「ぅん、よろしく」
それからわたしたちはよくいっしょにいるようになった。
それから数年わたしは高校生になった。
昔みたいに、喋り方に支障が出る訳でも無く
ただ普通になった。
1つを除いては、
「△△〜帰ろ〜!」
「うん!」
私○○のこと好きみたいなの。
やっと普通になれたと思ったのに、
お母さん達もやっと普通になれたのねって喜んでたのに。
なんでこんなことに…
「△△、最近元気ないね〜?」
「っえ?」
「だって前まで、すごい喋る子だったのに」
「最近下俯いて顔色悪くしてるんだもん。」
「体調でも悪いの?」ぴとっ
おでことおでこを合わせてるくる。
あぁこっちの気も知らないで。
だから嫌いなの、○○のこと。私の想いも知らない
で。思わせぶりな態度とって。私にだけその態度な
のかと思えば、他の子にも同じ。
私だけが嫉妬して、もやもやしてる。
この先もずっと好きで、ずっと嫌い。
【好き嫌い】
【世界の終わりってあると思う?】
いつものくだらない会話、その中でも考えさせられるような内容はこれくらいだろう。
蝉が鳴き地面が揺らいで見える暑い日、コンビニで
買ったアイスを食べながら親友と話す、内容のない
会話ばかりだがこれも面白いものだその日にあっ
た面白いこと、ムカついたこと、恋の話。色々話し
ていた中突然 「ねぇ、世界の終わりってあると思
う?」 と言い出した、そんな頭を使うような話する
ような子ではない。「うーん、難しいなぁ…」苦笑
いしながら考える。いくら考えても答えは出てこな
い、当たり前だそんな哲学的なことすぐに答えが出
てくるはずがない。「○○はどう思うの?」逆に聞
いてみる、分からない時はこれが一番だ。
「……」○○はしばらく考えたあとこういった
「私が死んだ時!その時に世界は終わるのだよ!」
あまりにもアホな回答だ、自信満々に言えるのが謎
「まぁ、本当に終わる訳では無いけれど…」
自分でもアホなことを言ったと思ったのか、
少し照れながらそう言う、「ふふっ何それ」
その姿が可愛く写ってつい笑ってしまった。
「あぁ!笑ったなぁ!」「ちょっと痛いよっ笑」
○○は私を優しく叩く、本当は痛くないけれど
痛がる振りをする。そうすると「えっ!?ごめんね
痛かった?」と痛いはずもないのに眉を八の字にし
て言ってくる。「ううん痛くないよ」「そっか!良
かった!」驚く程に素直で優しい子、この子なら私
があなたのことが好きって言っても受け入れてくれ
るかな。そういえばさっきの答えはね。私の世界が
終わる時は、貴方に嫌われてしまった時だよ。
だから友達でもいいからずっとそばにいてね。