窓の外から楽しそうな声が聞こえる
大きな声で子供たちが遊んでいるのだろう
ほんの少しの羨ましさと
ほんの少し楽しさをお裾分けしてもらっている

まだ我慢、もう少しだけ我慢すれば私も
なんて淡い期待を希望を胸に今日も我慢する

1000羽の鶴なんていらないから
外を自由に歩きたい

お見舞いなんてしなくていいから
一緒に遊びたい

咳が出る音と涙が窓際に落ちる音だけが
病室に響いた

明日、もし晴れたら
思いっきり叫ぼう
でも、もし雨なら
思いっきり泣こう

曇りなら、うーん、どうしようか
なんて笑ってる君を見て心が晴れた

嫌なことなんて何も無いし、幸せに過ごしている方だと思う。孤独は好きじゃないし、誰かと一緒にいる方が安心を感じる。
でもそのうち誰かを失う。
失った時の悲しさは何よりも耐え難い。
その辛さを味わうくらいなら最初から一人でいい。
だから、一人でいたい。
そう自分に言い聞かせてるんだ。

汗をかいて、努力して、結果が残らなかった。
そこで諦めたって誰も文句言わない。
泣いて、叫んで、悔しい思いをしたあなたは、きっと誰よりも頑張っていたんだろう。
ただ、また頑張りたいって思うなら応援するよ。
暗く鈍く濁っていても、
涙で綺麗に汚れを流した澄んだ瞳を持った貴方を私は知ってる。

時が経つにつれて、自分には無いものに気がつく。
それは余りにも多く、大きいもの。
でもたまにある、「あなたが羨ましい」という言葉。
私の何がいいのか、理解できないことがあるけど、隣の芝は青く見えるし、多分その人に無いものを私は持っているんだと気づいた。
大丈夫、私はあなたが羨ましいよ。