「あ〜彼女がいたら祭りに行くのも楽しくなるんだろうなあ…。まあずっと出来ないだろうけど」
夏に包まれた部屋の中で、俺はずっと彼女が出来ないことを嘆いていた。彼女が出来たらなんだって楽しくなるのに、俺には出来ない。
すると神々しい光の中から神様が出てきて、俺にこう言ったんだ。
『お前に彼女が出来ないのはな勇気と行動がねえからだよ、嘆くな!馬鹿!アホ!!』って。
なあ俺ってもしかして神様に嫌われた?
夏休みが始まったけどやる事なんてなくて暇だった。
会いたい人や会える人は今年もいない。
数年前までは花火が見えたけど、今はもう見える気配もしない。
花火なんか見える気配がしなくても私は夏になればいつも窓から外を覗くの。
そんな私が窓越しに見えたのは、青すぎる空と大好きな人の顔。
お題 [1年後]
一年後、この話を書いている私は成人する。
私は何してるだろう?
受験に追われるのか、面接に追われるのか。
分からないけど、私が幸せならいいんじゃないか。
お題[日常]
ある夏の日、私は暇で仕方なくて散歩をしていた。
いつもの変わらない道なのかもしれないけれど、「変わらない」と言うのは日常であり、日常という物は平和の象徴なのかなと私は思っている。
いつかは分からないけれどおばあちゃんから『日常って当たり前にあるものじゃあないんだよ?』と教えられたことがある。
その言葉の意味がその当時は分からなかったけど最近はそれが少しずつ分かるようになっていった。
それが分かるにつれて、私は日常と平和というものを味わい、しっかり感謝している。
日常や平和は必ず当たり前に訪れるものではないのだから、私は日々を一生懸命生きようと思う。
お題[あなたがいたから]
新しい世界に飛び込みたかった私は前から興味のあった演劇という世界へ何も持たずに飛び込んだ。
劇団に所属して1ヶ月が経った頃に、ある上品で綺麗なあなたという女性に出会った。人見知りな部分があった私は、緊張してなかなか上手く話せなくてあなたと上手く会話が出来なかった。
でもあなたの演劇をしている姿や人と会話をしている姿を見ている度に私は「あなたみたいな人になりたい」と心の中で思った。
そして私はその日からいる場所や世界は違うのかもしれないけどあなたの後ろを追いかけ続けているのです。
いつになったらあなたに追い付くかは分からないけど、その日まで一生懸命生きようと思います。