透明な羽根
誰かに見つけて欲しかった
そうですね
誰かに認められたかった
わかります
ただ、誰かに看取られたかった
ですよね

気づいてもらえなくてすみません
自分から助けを呼ばなくてごめんなさい
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灯火を囲んで、
食卓を囲んで、

夢を語って、
平和願って、

忘れ物取りに帰って、
落とし物届けに行って、

灯火を囲んで、
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冬支度
大きなカバンに本詰めて。
貴女は、出かける。
一面の雪景色に頬赤らめて。
小さな手を擦ってる。
「馬鹿な話だよ」
いつも、話し始めは
この言葉。
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いかないでと、願ったのに
貴方は旅立った
何も無い部屋、電車の音、町のネオン
全部忘れて
追いかける
貴方のいない、
夜の街へ
ここにおいて逝くわ
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そして、目を閉じた。
「もう、なんにも見たくないんだもん」　
世界を恨んだ少女は誰からも認められなかった。
自分のペースで生きていくのは、難しい。
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