きらめき
空の旅 きらめき?
海の音 きらめき?
陸の響 きらめき?
暗い部屋 きらめき
下を向く きらめき
引きずる きらめき
今、足元には本当のきらめきが落ちている。
蹴るのか、踏まずに拾うのか。
きらめきには凄い力がある。
そのきらめきが心を満たすのか堕すのか。
私には解らない。
解りたくない事実。
きらめき?
きらめき。
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些細なことでも
学校で休みの子のプリントを綺麗に折る
学校で黒板を綺麗に消す
図書室で皆んなが取り出しやすい様に本の前だしをする
図書室で誰も知らない本の埃を払う
帰り道で子供連れのお母さんを助ける
帰り道で花を踏まない様にする
些細なことでも、
知られていても、知られなくても私は続ける。
些細なことでも
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心の灯火
彼は言った。
「お前が死んだとき、皆んなが悲しみで
立ち直れなくなる、すげー方法教えてやるよ。」
血液のがんで余命宣告されている男の子に言った。
『皆に優しくする事だ。』
男の子には本当の優しさが分からなかった。
彼は目が見えなかった。
手術の成功率は40%、
なかなか踏み切ることができなかった。
そんなときスイスの病院で出会った男の子。
「もう自分に未来はないから皆んなを苦しめてやる。」
そんな男の子を救った彼。
お互いに心の灯火になる事はまだ知らない。
遠い未来の話。
星が瞬き。風が吹き。
皆、男の子の事を忘れることは出来ない。
皆、彼の事を忘れることは出来ない。
彼もまたアイツを思い出すように、
アイツもまた彼思い出す。
星が瞬く。
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探偵チームKZ事件ノートより。
探偵チームKZ’ Deep Fileより。
開けないLINE
通知が来た。スマホを見るがLINEは開けない。
時間は10時半くらい、いつもは学校に行っている時間
誰も連絡することは無いだろう。
体が重い。頭が痛い。
何もすることが無いからテレビをつける。
有名な芸能人が、ワイドショーで文句をつける。
「文句をつけたいのはこっちだって」
ベランダに出ても、部屋にいても身体はしんどい。
いろいろな人がお題について述べる『書いて』すら
書くことができなかった10時半くらい
やっと気持ちが落ち着いて書けることが思いつく。
『 』
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不完全な僕はVOCALOID。
君が手を加えることにより
僕は初めて輝くことができる。
皆んなが思っているより不完全で、
できる事は限られている。
「 」
君が笑えば僕も嬉しい。
君が泣けば僕も悲しい。
3分に満たない替えが利くぼくの命を
涙で消費しないでね。
チクタク、チクタク、
もういないキミを想う。
あ、
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余命2:30より