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5/1/2023, 11:01:38 AM

運命とは。(2話

バスに乗るまで少し時間があった。話す会話は特になく、お互いとも緊張していた。数分経ったあとにバスが来た。1番後方の席に座った。
彼女がなぜか自分を見つめていたが、自分は見れなかった。彼女を見ると緊張してしまって、真っ赤になっているような気がしたからだった。でも少し経ってから彼女は反対を向いた。向かなかったから嫌われたのかと思った。だから直ぐに自分は彼女の方を向いて、
“なんかあった?”
と聞いた。すると彼女は、
“見るとにやけてしまうので、”
と言った。可愛くて、仕方がなかった。思わず自分は、顔が赤くなった。自分でもわかるくらい顔が熱かった。なぜか、意地悪したくもなった。そして、その日が彼女を好きになった日でもあった。
バスに乗っているといつも駅まで着くのがすごく長く感じるのに、今日に限ってとても早く感じた。そして、すぐ彼女とわかれる時間となった。だから帰り際になって彼女にダメもとで聞いてみた
“夜かまってくれませんか、”
と、そしたら彼女は
“え、話しましょ!”
と言ってくれた。その日の帰りは死ぬほど嬉しくて、彼女とわかれたあともニヤけが止まらなかった。その日の夜は楽しみで仕方なく、いつもより早くお風呂に入って、彼女からの連絡を待っていた。
数分経った後に、彼女から連絡が来て初めて電話したのに寝落ちをした。ドキドキと、惚気がとにかく止まらなかった。大好きが止まらなくなった。好きだなって感じた。また明日になって欲しい。そう思った日だった。

その日から彼女を見つけると、なぜか顔を隠してしまう。でも通り過ぎると友達にいつも惚気けてばっかりだった。自分たちの日常は、放課後部活が終わったら部室で話すのが日課だった。彼女といられる幸せがいつの日か日常となっていった。
好きだと思う日がどんどん日に日に増える。

話し始めて1ヶ月ほど経った時、彼女に好きだと伝えた。すると彼女も好きだと伝えてくれた。こんな幸せな日があっていいのかって何回も自分に問い直した。でも素直に嬉しくて仕方がなかった。こんなに好きになれたこと良かったと思った。だけど、不安あった。心配性になりがちなところがあったから、別れたらとすぐ考えた。だから、来年の体育祭まで待って欲しいとそう伝えた。あなたにその時告白したいとそう伝えた。
だが、会う度に抱きついたり、距離感が近くなることが増えた。彼女といると幸せだと、なんでも頑張れる自信しかなかった。正直なところ今すぐでも告白がしたくなった。でも自分はどうしたらいいかわかんなくなることが多かった。

その時、彼女は
“いつ告白してくれるんですか?”
と言った。もう安心しかなかった。涙が出そうなくらい自分をこんなにも必要としてくれてるんだと感じた。そんな彼女に自分は、
“なら、今伝えてもいいかな、”
と、聞いた。すると彼女は、
“はい、いいですよ”
と言ってくれた。だから自分は、
“自分が幸せにします。だから付き合ってください”
と伝えた。すると彼女は暗い場所でもわかるくらい顔を赤くしながら、
“はい、お願いします”
と言ってくれた。分かっていたものの、安心に満ち溢れて、つい感情が溢れて泣いてしまった。そんな自分を暖かく抱いてくれた。初めて、生きててよかったと思えた瞬間だった。
次の日から会う度に“自分の彼女だ”って思うようになった。周りに惚気けたくなるくらい、好きが溢れた。いつも素直になれない自分が、毎日のように好きだと言い続けていた。こんな感情初めてだった。

4/29/2023, 11:05:27 AM

運命とは。

 10月6日、それは、文化祭の日だった。私は同級生と一緒に回っていた。あんまり周りが興味なくて、写真って言われても“あー、はい”こればっかりだった。
私は、高校2年生。3年生は舞台演劇、2年生は屋台の出し物、1年生は、教室の出し物だった。お化け屋敷や、キックゲーム、フォトルームなどたくさんあった。屋台では、時間制で担当交代していた。
自分の番終わって、文化祭終わりまであとが少なかった。一緒に回っていた友達もちょうど担当が終わったので待ち合わせて、1年生の教室を回った。時間もなかったから、フォトルームで写真撮って終わりにしようと2人で話した。
 教室から人がたくさん溢れ出ていた。もうやめようかとを思ったのが正直なところ。でも行くことになった。
中に入ると青がかってていつもの教室がとっても綺麗だった。すると、その教室担当の1年生が話しかけにきた。
 “写真撮ってもらえませんか?”
と言いにきた。内心“またか、、”って思いながらも
“あー、いいよ”
と言った。
私は周りから無愛想だと言われることが多い。実際、愛想良くするのは苦手。それに笑顔を作るのが苦手だから写真撮るのもあまり好きではなかった。
3人の人と撮ることになり、1人目撮って、2人目と撮る時、その子はハーフアップの子だった。その時初めて声から漏れるくらい“かわいい”と言った。これが初めての一目惚れだった。写真撮るだけなのにドキドキが止まらなかった。その後、写真撮り終わって、3人目も撮り終わったときちょうど文化祭が終わりとなった。

それから2、3日が経ったが、1年生と2年生だから関わることはなかった。移動教室があってもすれ違うことはなかった。
 

10月31日、ハロウィンの日だった。ある子が、
“写真撮ってくれた代わりにお菓子を渡したい”
と言ってくれた。その子は、写真撮った3人の中の1人。インスタで繋がっていたのでたまに話している子だった。その時、なぜかわかんないけどとっさにもう1人の子にも渡したいといった。
インスタで話した子と気になっていた子は、友達だと言っていたから、渡そうと思った。

 数時間後、インスタで繋がっていた1年生が、
“体調不良で学校に行けそうにないです。でももう1人の子は学校に行くから、渡してあげてほしい”
と連絡が来た。そしてその子のアカウントを教えてもらった。
 2週間ほど経った後でやっと繋がれた。繋がってすぐ
“繋がってくれてありがとう”
と言った。その数分後に
“こちらこそ!“
ときた。そのあと明日の集合場所と、時間を伝えて話は終わった。
 次の日、少し緊張して学校に向かった。
時間より少し早く向かった。会うと、”かわいい“とそれだけ思っていた。実際会うと話すことを忘れて、渡すとき“ん、”と言って強がってしまった。でも笑顔で、
“ありがとうございます!”
と言った。可愛くて仕方がなかった。その日から毎日のように連絡をとるようになり、話も盛り上がっていた。
学校でも会うようになり、いつからか自然に笑えるようになっていった。そして、笑う自分が好きになった。


数週間経った学校の帰り、部活がオフになった。だけど雨が降っていて好きじゃなかった。するとちょうど気になる人に会い、オフだし話して帰ろうと思った。すると彼女は、
“今日雨なので、バスで帰りますよ!”
と言った。いつも彼女は自転車で、自分はバスだったから、一緒に帰ることがなかった。だから、初めて2人で帰ることになった。それに、彼女と帰れる嬉しさから雨の日がすごく好きになった日だった。